「新築のカーテン、サイズを測りまちがえて丈が足りなかった」「入居日に間に合わず、しばらく窓が丸見えだった」。カーテンは、家づくりの最後に慌てて決めがちで、失敗しやすいものの一つです。
私は東海地方で注文住宅を建て、入居前の準備や手続きを一通り経験しました。この記事では、新築のカーテンでよくある失敗を整理し、採寸のタイミング、種類の選び方、費用の考え方と、入居日に間に合わせるための段取りをまとめます。
- 新築のカーテンでよくある失敗10個
- カーテン・ブラインド・ロールスクリーンの選び方
- 採寸のタイミングと、入居日に間に合わせる段取り
- カーテンレールや下地など、建てる前に決めておきたいこと

カーテンって、引っ越してから買えばいいと思ってたんだけど…。

それだと、入居してしばらくカーテンのない夜を過ごすことになるかもしれません。オーダーカーテンは、注文してから届くまでに時間がかかることが多いので、引き渡しの前から準備を始めるのがおすすめですよ。
結論|カーテンの失敗は「タイミング」「サイズ」「種類」の3つ
| 失敗の種類 | よくある失敗 | 対策 |
|---|---|---|
| タイミング | 入居日に間に合わない | 引き渡しの1〜2か月前から準備を始める |
| サイズ | 丈が足りない・長すぎる、幅が足りない | カーテンレールがついてから採寸する |
| 種類 | 部屋に合わない、光や視線をさえぎれない | 部屋の用途と窓の向きから選ぶ |
| レール・下地 | レールがつけられない位置だった | 建てる前に、レールの種類と下地を決める |
| 費用 | 予算に入れておらず、高くついた | 家づくりの予算にカーテン代を入れておく |
カーテンの失敗の多くは、「最後に、急いで、全部まとめて決めた」ことから生まれます。窓の数が多い新築では、思った以上に時間と費用がかかることを、早めに知っておきましょう。
新築のカーテンでよくある失敗10選
1. 入居日に間に合わなかった
オーダーカーテンは、注文から届くまでに時間がかかることが多くあります。引き渡しのあとに採寸・注文すると、入居に間に合わないことがあります。
2. 丈が短い・長すぎる
採寸をまちがえると、床から浮いてすき間ができたり、床に引きずったりします。カーテンレールの種類や、カーテンを吊るすフックの位置でも丈が変わるので注意が必要です。
3. 幅が足りず、すき間から光が入る
窓の幅ちょうどで注文すると、閉めたときに両端から光がもれます。カーテンは、窓より少し大きめにするのが基本です。
4. 遮光の等級を考えていなかった
寝室の朝日がまぶしい、夜に外の明かりが入る、という失敗もあります。寝室は遮光カーテン、リビングは光を取り込みつつ視線をさえぎるレースカーテン、など部屋ごとに考えましょう。
5. 夜に外から室内が見える
レースカーテンでも、夜に室内の明かりがつくと、外から中が見えやすくなります。夜でも見えにくいタイプのレースカーテンもあるので、道路に面した窓では検討しましょう。
カーテンの採寸は、カーテンレールがついてから行うのが確実です。レールがつく前に注文する場合は、レールの種類と取り付け位置を施工会社に確認しておきましょう。

6. カーテンレールがつけられない
カーテンレールをつけるには、壁や天井に下地が必要です。下地がない場所にはレールをつけられないことがあります。建てる前に、レールの位置と種類を決めておくと安心です。
7. 部屋の雰囲気に合わなかった
小さなサンプルでは良く見えても、大きな窓にかけると印象が変わることがあります。色や柄は、なるべく大きなサンプルで確認しましょう。
8. エアコンや家具とぶつかる
カーテンを開けたときに、たまった布がエアコンや家具にぶつかることがあります。カーテンをまとめておく場所も考えておきましょう。
9. 洗濯や手入れが大変
洗えない素材や、取り外しが大変なカーテンは、汚れが気になっても手入れしにくくなります。キッチンの近くなど、汚れやすい場所は特に注意が必要です。
10. 費用が予想以上に高かった
新築は窓が多く、すべてオーダーカーテンにすると、費用が大きくなります。家づくりの予算に、カーテンと照明、エアコンなどの費用を最初から入れておきましょう。
カーテン・ブラインド・ロールスクリーンの比較
| 種類 | よいところ | 気になるところ | 向いている場所 |
|---|---|---|---|
| カーテン | 種類が多く、遮光・断熱・防音など機能も選べる | 開けたときに布がたまる | リビング、寝室、子ども部屋 |
| ブラインド | 羽の角度で光と視線を細かく調整できる | 羽の掃除に手間がかかる | 書斎、キッチン |
| ロールスクリーン | すっきり見える。費用を抑えやすい | 上げ下げで光を調整する。すき間から光がもれやすい | 小窓、収納の目隠し |
| プリーツスクリーン | 和室にも洋室にも合う、やわらかな見た目 | 種類によっては費用が高め | 和室、畳スペース |

全部の窓にカーテンをつけないといけないのかな?

外からの視線が入らない窓や、高い位置の小窓なら、あえて何もつけないという選択もあります。窓ごとに、光・視線・断熱のどれが気になるかを考えて決めると、費用も抑えられますよ。

入居日に間に合わせるカーテンの段取り
- 間取りが決まったら窓の一覧をつくる部屋ごとに、窓の種類と大きさ、向きを書き出します。
- カーテンレールの種類と位置を決める施工会社に、レールを施工会社でつけるか、カーテン店でつけるかを確認します。
- 部屋ごとに種類と機能を決める遮光、ミラーレース、断熱など、必要な機能を決めます。
- 採寸と注文レールがついたら採寸し、注文します。届くまでの期間を確認しておきます。
- 入居日に間に合わない窓は仮のカーテンで寝室や道路に面した窓など、すぐに必要な窓だけ既製品で間に合わせる方法もあります。
カーテンの準備は、引き渡しの1〜2か月前から始めておくと余裕を持てます。施工会社の担当者に、レールの取り付け時期と採寸のタイミングを相談しておきましょう。
窓の向き・部屋別のカーテンの考え方
| 場所 | 考え方 |
|---|---|
| 寝室 | 朝日が気になるなら遮光性の高いカーテン |
| リビング(道路側) | 昼も夜も見えにくいレースカーテンで視線対策 |
| 西日が入る窓 | 遮熱タイプのレースや、日差しを調整しやすいブラインド |
| 子ども部屋 | 成長に合わせて替えやすい、手ごろな価格のもの |
| キッチン | 汚れが気になるなら、拭きやすいブラインドや洗えるもの |
わが家は注文住宅を建てて住宅ローンを組み、入居の前後には役所の手続き、お金の手続き、家まわりのことと、やることが次々に出てきました。そうした中で、カーテンや照明のように「建物の見積もりに入っていないかもしれない物」は、後回しにすると入居直前に慌てることになりがちです。期限のある手続きを先に片付けつつ、カーテンは引き渡し前から準備を始めておくと、入居後の生活を落ち着いて始められると思います。

カーテンの機能の選び方
| 機能 | どんなときに便利か |
|---|---|
| 遮光 | 寝室で朝日をさえぎりたい。等級によって光をさえぎる度合いがちがう |
| 遮熱・断熱 | 夏の日差しや冬の冷気をやわらげたい。西日の入る窓に |
| ミラーレース・夜も見えにくいレース | 道路に面した窓で、外からの視線をさえぎりたい |
| 防炎 | キッチンの近くなど、火を使う場所の近くの窓に |
| ウォッシャブル(洗える) | 汚れが気になる場所や、子ども部屋に |
機能をたくさんつけるほど費用は上がります。窓ごとに「どの機能が本当に必要か」をしぼると、満足度を保ちながら費用を抑えられます。迷ったら、まず寝室の遮光と、道路側の窓の視線対策から優先するとよいでしょう。
カーテンの費用を抑えるコツ
- 部屋ごとに優先順位をつける:リビングなど人目につく場所はこだわり、子ども部屋や個室は既製品も検討します
- 既製品のサイズが合う窓は既製品で:窓の大きさによっては、既製品でちょうど合うこともあります
- 何もつけない窓を決める:視線が入らない窓は、カーテンなしにする選択もあります
- 複数の店で見積もりを取る:施工会社の紹介の店、インテリアショップ、通販などで比べます
家づくりや住まいの設備・家電については、こちらの記事も参考にしてください。
新築のカーテンに関するよくある質問
新築のカーテンは、いつ頃準備すればいいですか?
引き渡しの1〜2か月前から準備を始めるのがおすすめです。オーダーカーテンは届くまでに時間がかかることがあるので、入居日から逆算して注文しましょう。
カーテンの採寸は、いつ行えばいいですか?
カーテンレールがついてから採寸するのが確実です。レールがつく前に注文する場合は、レールの種類と取り付け位置を施工会社に確認しておきましょう。
カーテンの丈は、どれくらいにすればいいですか?
掃き出し窓なら、床から少し上がる長さにするのが一般的です。腰窓なら、窓枠の下より少し長めにすると、光がもれにくくなります。レールのフックの位置から測りましょう。
カーテンレールは、施工会社に頼んだほうがいいですか?
施工会社にまとめて頼むと、下地の位置を把握したうえで取り付けてもらえるので安心です。カーテン店で取り付けてもらう場合は、下地の位置を確認しておきましょう。
新築のカーテンの費用は、どれくらいかかりますか?
窓の数や大きさ、オーダーか既製品か、機能によって大きく変わります。家づくりの予算を立てる段階で、カーテン代の枠を決めておき、複数の店で見積もりを取ると安心です。
夜、外から室内が見えないレースカーテンはありますか?
夜でも見えにくいタイプのレースカーテンがあります。完全に見えなくなるわけではありませんが、道路に面した窓では検討する価値があります。
全館空調の家でも、カーテンは必要ですか?
視線や日差しをさえぎるために必要です。窓からの熱の出入りをおさえる効果も期待できるので、断熱や遮熱の機能があるカーテンを選ぶのもよいでしょう。
カーテンは施工会社経由とカーテン専門店、どちらで買うのがいいですか?
施工会社経由だと、採寸や取り付けまでまとめて頼めて手間が少ないのが利点です。専門店やインテリアショップは、選べる種類が多く、費用を比べやすいことがあります。見積もりを取り比べて決めましょう。
引っ越し前の家のカーテンは、新居で使えますか?
窓の大きさが合えば使えます。ただ、新築は窓の大きさや位置が変わることが多いので、丈や幅が合うかを確認しましょう。合わない場合は、子ども部屋や収納の目隠しなどに使う方法もあります。
まとめ|カーテンは「早めの準備」と「部屋ごとの考え方」で失敗を防ぐ
- カーテンの失敗は、タイミング・サイズ・種類に集まりやすい
- 引き渡しの1〜2か月前から準備を始め、入居日から逆算して注文する
- 採寸はカーテンレールがついてからが確実
- レールの位置と下地は、建てる前に決めておく
- 部屋ごとに必要な機能を考え、費用も家づくりの予算に入れておく
カーテンは、部屋の印象と暮らしやすさを左右する大切なアイテムです。最後に慌てないよう、早めに窓の一覧をつくって準備を始めてください。
