「いま、日本人でいちばん強いMMA選手は誰?」「階級をこえて比べたら、どういう順番になる?」。格闘技ファンなら一度は考えるのが、パウンド・フォー・パウンド(PFP)です。
私はRIZINをきっかけに格闘技を見るようになりました。この記事では、2026年9月時点の試合結果をもとに、日本人男子MMA選手のPFPランキングを、私なりの基準でつくってみました。ランキングの理由もあわせて紹介します。
- パウンド・フォー・パウンド(PFP)とは何か
- 日本人男子MMA選手のPFPランキング(2026年9月・個人選考)
- 各選手をその順位にした理由
- ランキングが動きそうな今後の注目試合
日本人MMA選手だけを対象にした、公式のPFPランキングは確認できませんでした。この記事のランキングは、公開されている試合結果や、UFCの公式ランキングをもとにした個人的な選考です。試合結果は2026年9月時点で確認できた報道をもとにしています。

PFPって、ボクシングの井上尚弥でよく聞くやつだよね?

そうです。「もし全員が同じ体重だったら誰が一番強いか」を考えるランキングです。MMAでもUFCが公式のPFPを出していますが、日本人だけのランキングはないので、今回は自分で考えてみました。
結論|日本人男子MMA PFPランキング(2026年9月・個人選考)
| 順位 | 選手 | 主な舞台・階級 | 選んだ理由(ひと言) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 平良達郎 | UFC・フライ級 | UFCフライ級3位。2026年5月に世界王座へ挑戦 |
| 2位 | 堀口恭司 | UFC・フライ級 | UFCフライ級5位。復帰後2連勝、長年世界のトップで戦う実績 |
| 3位 | 秋元強真 | RIZIN・フェザー級 | 20歳でRIZIN6連勝。元王者クレベル・コイケに完勝 |
| 4位 | 朝倉海 | UFC・バンタム級 | バンタム級で2連続KO。UFCで復活 |
| 5位 | 神龍誠 | RIZIN・フライ級 | 2026年6月にRIZINフライ級王者に |
| 6位 | 朝倉未来 | RIZIN・フェザー級 | 2026年9月に青木真也にKO勝ち |
| 7位 | 扇久保博正 | RIZIN・フライ級 | 前RIZINフライ級王者。長年フライ級のトップ |
ランキングは、「どの舞台で」「誰に勝ったか」「いまの勢い」の3つを重視して決めました。世界最高峰のUFCでランキング上位にいる選手を上位にし、そのあとにRIZINで結果を出している選手を並べています。
PFPに正解はありません。ファンの数だけランキングがあるのが面白いところです。「自分ならこの順番」と考えながら読んでみてください。
パウンド・フォー・パウンド(PFP)とは?
パウンド・フォー・パウンド(Pound for Pound)は、階級(体重)の差がないと仮定したときに、誰がいちばん強いかを比べる考え方です。ボクシングで生まれた言葉ですが、MMAでも使われています。UFCは、男子・女子それぞれのPFPランキングを公式に発表しています。
今回の選考基準
- 戦う舞台のレベル:UFCのランキングに入っている選手を高く評価
- 勝った相手:王者や元王者、ランキング上位の選手に勝っているか
- 最近の戦績:2025〜2026年の試合結果と勢い
- タイトル:王者、または王座に挑戦した実績

1位〜3位の理由
1位:平良達郎(UFC・フライ級)
2026年5月時点のUFCランキングでフライ級3位と報じられており、2026年5月9日(日本時間10日)のUFC 328で、王者ジョシュア・ヴァン選手に挑戦しました。結果は5RのTKO負けでしたが、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞する激闘。世界最高峰の舞台で、王座に最も近い日本人として1位にしました。
2位:堀口恭司(UFC・フライ級)
UFCフライ級5位と報じられています。2025年11月、約9年ぶりのUFC復帰戦で当時ランキング上位のタギル・ウランベコフ選手に一本勝ち。2026年2月にはアミル・アルバジ選手に判定勝ちしました。UFC・RIZIN・Bellatorで長年トップを走ってきた実績も含め、2位としました。
3位:秋元強真(RIZIN・フェザー級)
20歳ながら、2026年8月のRIZIN.54で元RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ選手に判定3-0(30-26、30-27、29-27)で完勝。RIZINで6連勝としました。寝技の強い相手にグラウンドの展開をさせなかった内容は圧巻で、日本人でいちばん勢いのある選手として3位にしました。

秋元強真選手がUFCの朝倉海選手より上なの?

ここは一番悩んだところです。朝倉海選手もバンタム級で2連続KOと復活していますが、「元王者に完勝した」という勝利の中身を重く見て、秋元選手を上にしました。意見が分かれるところだと思います。

4位〜7位の理由
4位:朝倉海(UFC・バンタム級)
元RIZINバンタム級王者。UFCではデビュー戦でフライ級王者アレシャンドレ・パントージャ選手に挑戦して一本負け、その後も敗戦がありましたが、バンタム級に上げてから2連続KO勝ち。2026年8月29日のUFC上海大会では2R TKO勝ちをおさめました。ランキング入りが見えてくれば、さらに上位に来る選手です。
5位:神龍誠(RIZIN・フライ級)
2026年6月6日の仙台大会で、王者の扇久保博正選手に判定勝ちし、RIZINフライ級の新王者になりました。日本人のRIZIN男子王者として5位にしています。
6位:朝倉未来(RIZIN・フェザー級)
2026年9月10日の大会で、青木真也選手にKO勝ちしました。RIZINを代表するスター選手で、フェザー級の上位戦線で存在感を示しています。
7位:扇久保博正(RIZIN・フライ級)
RIZINのフライ級トーナメントで優勝し、王者として戦ってきた選手です。2026年6月に神龍誠選手に敗れましたが、長く日本のフライ級のトップにいる実力者として7位にしました。
ランキング外の注目選手
- 鈴木千裕:元RIZINフェザー級王者。2026年は手術を受け、来年春の復帰をめざしていると報じられています
- 那須川天心:MMAは4戦全勝と報じられていますが、現在はボクシングで戦っているため、今回のMMAランキングの対象外にしました
私はRIZINをきっかけに格闘技を見るようになりました。ランキングをつくってみると、UFCで戦う選手とRIZINで戦う選手を同じ物差しで比べる難しさを改めて感じます。だからこそ、「自分ならこの順番」と考えるのがPFPの楽しさだと思います。

階級別に見る日本人のトップ選手
| 階級 | 主な日本人選手 | ひと言 |
|---|---|---|
| フライ級 | 平良達郎、堀口恭司、神龍誠、扇久保博正 | 日本人がいちばん層の厚い階級。UFCランキング上位に2人 |
| バンタム級 | 朝倉海 | UFCで2連続KO。ランキング入りをめざす |
| フェザー級 | 秋元強真、朝倉未来 | RIZINのベルト奪還に向けて、日本人選手の争いも注目 |
こうして見ると、いまの日本人MMAはフライ級が特に強いことがわかります。軽い階級は、日本人選手が世界と戦いやすいと言われてきました。一方で、フェザー級やバンタム級でも、若い選手の台頭で世界との距離が縮まりつつあります。
UFC公式のPFPランキングとの関係
UFCは、男子・女子それぞれのPFPランキングを公式に発表しています。UFCのPFPには各階級の王者やトップ選手が並ぶため、日本人選手がUFCのPFPに入るには、まずUFC王者になることが近道になります。平良達郎選手や堀口恭司選手が王座を獲得すれば、UFC公式のPFPに日本人の名前が並ぶ日も近づくはずです。
今回の日本人ランキングは、UFCとRIZINの選手を同じ表に並べています。団体の違いをどう評価するかで順位は大きく変わるので、あくまで一つの見方として楽しんでください。
ランキングが動きそうな今後の注目ポイント
- 平良達郎の再起戦:王座再挑戦に向けて、次にどの選手と戦うか
- 堀口恭司のタイトル戦線:UFCフライ級で、平良選手とともに王座をめざせるか
- 秋元強真のタイトル挑戦:RIZINフェザー級のベルトを日本人に取り戻せるか。左手の負傷からの回復にも注目
- 朝倉海のランキング入り:バンタム級でランキング上位との試合が組まれるか
- 神龍誠の防衛戦:RIZINフライ級王者として、ベルトを守れるか
特に、秋元強真選手と朝倉海選手は、次の1試合で順位が大きく動く可能性があります。
RIZINや格闘技については、こちらの記事も参考にしてください。
日本人MMA PFPランキングに関するよくある質問
日本人MMA選手の公式PFPランキングはありますか?
日本人だけを対象にした公式のPFPランキングは確認できませんでした。UFCは男子・女子のPFPランキングを公式に発表していますが、日本人だけのものではありません。
いま日本人で一番強いMMA選手は誰ですか?
意見は分かれますが、この記事では、UFCフライ級3位で2026年5月に世界王座へ挑戦した平良達郎選手を1位にしました。
PFPはどうやって決まるのですか?
公式のPFPランキングは、団体が選んだ記者などの投票で決まることが多いです。この記事のランキングは、試合結果や勝った相手をもとにした個人の選考です。
秋元強真選手は何歳ですか?
2026年8月の試合時点で20歳と報じられています。JAPAN TOP TEAM所属で、RIZINで6連勝中です。
那須川天心選手がランキングに入っていないのはなぜですか?
那須川天心選手はMMAでも無敗と報じられていますが、現在はボクシングで戦っているため、今回のMMAランキングの対象から外しました。
女子選手のランキングはありますか?
今回は男子選手のみを対象にしました。女子の日本人選手も活躍しているので、あらためてまとめたいと思います。
このランキングはいつ更新されますか?
大きな試合の結果が出たタイミングで見直す予定です。特に、平良達郎選手・堀口恭司選手のUFCでの次戦や、秋元強真選手のタイトル挑戦の結果で、順位が動く可能性があります。
平良達郎選手と堀口恭司選手、どちらが強いですか?
2人とも同じUFCフライ級で戦っていて、2026年5月時点のランキングでは平良選手が3位、堀口選手が5位と報じられています。この記事では、王座に挑戦した平良選手を上にしましたが、直接対決がないため意見は分かれるところです。
まとめ|日本人MMAは「UFC組」と「RIZINの新星」に注目
- 日本人だけの公式PFPランキングはないため、試合結果をもとに個人で選考
- 1位は平良達郎、2位は堀口恭司。UFCフライ級のランキング上位に日本人が2人
- 3位は20歳の秋元強真。元王者クレベル・コイケに完勝し、RIZIN6連勝
- 4位以下は朝倉海、神龍誠、朝倉未来、扇久保博正
- 次の1試合で順位が大きく動く選手も多い
ランキングは、試合のたびに変わります。自分なりのPFPを考えながら、日本人選手の試合を楽しんでください。
