「マイホームに引っ越したけど、何から手をつければいい?」「手続きが多すぎて、忘れていることがないか不安」。新居での生活が始まると、役所の手続き、お金の手続き、家のチェックなど、やることが一気に押し寄せてきます。
わが家は注文住宅を建てて、会社員として住宅ローンを組んでいます。この記事では、マイホームの入居後にやることを、期限の早い順とカテゴリー別にチェックリストでまとめます。
- 入居後すぐにやること(役所・ライフライン・郵便など)
- お金の手続き(住宅ローン控除の確定申告・不動産取得税など)
- 家のチェックとメンテナンスの準備
- 期限つきの手続きと、忘れやすいポイント
手続きの期限や必要な書類は、自治体や金融機関、制度の改正によって変わることがあります。この記事は2026年9月時点の一般的な内容です。実際の手続きは、それぞれの窓口や公式サイトで確認してください。

引っ越しが終わってホッとしてたら、役所の手続きとか確定申告とか、やることが多くて…。何から始めればいいの?

まずは期限が決まっている手続きから片付けるのがおすすめです。特に住所の変更は、引っ越してから14日以内という決まりがあるものもありますよ。
結論|入居後は「期限つきの手続き」から順番に片付ける
先に、マイホームの入居後にやることを、時期の目安ごとにまとめます。
| 時期の目安 | やること |
|---|---|
| 引っ越し後すぐ〜14日以内 | 転入届・転居届、マイナンバーカードの住所変更、児童手当などの手続き |
| 引っ越し後すぐ〜15日以内 | 自動車の住所変更(車検証)、運転免許の住所変更(速やかに) |
| 入居後早めに | 郵便の転送、銀行・カード・保険の住所変更、勤務先への届け出 |
| 入居後早めに | 家の不具合のチェック、火災保険の確認、設備の説明書の整理 |
| 取得後、都道府県の期限内 | 不動産取得税の申告(軽減の手続き) |
| 入居した翌年の確定申告 | 住宅ローン控除の確定申告(1年目) |
| 入居後1年ごろまで | 住宅会社のアフター点検、外構や防犯の見直し |
いちばん大切なのは、期限が決まっている手続きを先に終わらせることです。そのうえで、お金の手続きや家のチェックを、入居してからの1年の中で計画的に進めましょう。
やることを家族で分担するために、スマートフォンのメモや共有のカレンダーにチェックリストをつくっておくと、忘れを防げます。
入居後すぐにやること|役所の手続き
1. 転入届・転居届
引っ越したら、新しい住所に住み始めてから14日以内に、市区町村の窓口に届け出ます。ほかの市区町村から引っ越した場合は「転入届」、同じ市区町村の中での引っ越しは「転居届」です。ほかの市区町村から引っ越す場合は、前の住所地で「転出届」の手続きも必要です。
2. マイナンバーカードの住所変更
転入届や転居届と一緒に、マイナンバーカードの住所変更も手続きします。家族全員分のカードと、暗証番号を用意して行きましょう。
3. 子どもに関する手続き
子どもがいる場合は、児童手当、子どもの医療費の助成、保育園や学校の手続きなども必要です。市区町村が変わる場合は、新しい市区町村で改めて申請が必要なものがあるので、窓口でまとめて確認しましょう。
入居後すぐにやること|車・免許
- 自動車の住所変更:車検証の住所変更は、住所が変わってから15日以内に手続きするよう決められています。車庫証明が必要な場合もあります
- 運転免許の住所変更:警察署や運転免許センターなどで、速やかに手続きします

入居後早めにやること|住所変更とライフライン
- 郵便の転送:郵便局で転居届を出すと、前の住所あての郵便物を1年間、新しい住所に転送してもらえます
- 銀行・クレジットカード・保険の住所変更:住宅ローンを組んだ銀行も含めて、住所を変更します
- 勤務先への届け出:住所や通勤経路が変わると、通勤手当や税金の手続きに関わります
- 電気・ガス・水道・インターネット:契約の開始と、前の住まいの解約を確認します
- 通販サイトやスマートフォンの契約の住所:届け先の住所を変えておくと、配達のトラブルを防げます
住所変更は数が多いので、住所が登録されているサービスを一覧にして、ひとつずつ消していくと漏れを防げます。
お金の手続き|忘れると損をすることも
1. 住宅ローン控除の確定申告(1年目)
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を受けるには、入居した年の分について、翌年に確定申告をする必要があります。会社員の場合、2年目以降は勤務先の年末調整で手続きできるのが一般的です。必要な書類は、金融機関から届く借入金の年末残高証明書、登記事項証明書、売買契約書や工事請負契約書の写しなどです。
2. 不動産取得税の申告
土地や建物を取得すると、都道府県から不動産取得税が課されます。新築の住宅や、住宅用の土地には税金を軽くする制度があり、条件によっては申告が必要です。申告の期限や方法は都道府県によって違うので、県税事務所などに確認しましょう。
3. 固定資産税の準備
固定資産税は、毎年1月1日時点で土地や建物を持っている人に課されます。新築の住宅には、一定の期間、税金が減額される制度があります。入居した翌年から納税が始まることが多いので、家計の予定に入れておきましょう。
4. 火災保険・地震保険の確認
火災保険や地震保険の補償内容、保険期間、証券の保管場所を確認しておきます。住宅ローンを組んだ金融機関によっては、火災保険への加入が条件になっていることもあります。

確定申告って、会社員でもやらなきゃいけないの?

住宅ローン控除の1年目だけは、会社員でも自分で確定申告が必要です。2年目からは年末調整でできるのが一般的なので、1年目だけ忘れずに手続きしましょう。

家のチェックとメンテナンスの準備
1. 不具合のチェック
入居してすぐは、家の小さな不具合に気づきやすい時期です。ドアや窓の開け閉め、床や壁の傷、水まわりの水漏れ、換気扇や設備の動作などを確認し、気になるところは写真を撮って記録しておきましょう。住宅会社のアフター点検のときにまとめて伝えられます。
2. 設備の説明書と保証書の整理
キッチン、給湯器、エアコン、換気システムなど、設備の説明書と保証書は、ファイルにまとめておきます。保証の期間と、フィルターの掃除などのメンテナンスの時期を一覧にしておくと、あとで困りません。
3. アフター点検の予定を確認
多くの住宅会社では、引き渡しから数か月後、1年後などに定期点検があります。点検の時期と連絡先を確認しておきましょう。
4. 外構・防犯の見直し
住み始めてから、駐車場の使い勝手や、外からの視線、夜の暗さなどに気づくこともあります。表札や郵便受け、防犯カメラ、照明など、暮らしながら必要なものを足していくのも一つの方法です。
わが家は注文住宅を建てて、住宅ローンを組んでいます。入居してからは、役所の手続き、お金の手続き、家まわりのことと、やることが次々に出てきます。期限つきの手続きを先に片付け、あとは1年かけて少しずつ整えるくらいの気持ちで進めると、慌てずにすむと思います。

入居後のチェックリスト
- 転入届・転居届(14日以内)
- マイナンバーカードの住所変更
- 児童手当・子どもの医療費助成・保育園や学校の手続き
- 車検証の住所変更(15日以内)・運転免許の住所変更
- 郵便の転送
- 銀行・クレジットカード・保険・勤務先の住所変更
- 電気・ガス・水道・インターネットの契約
- 住宅ローン控除の確定申告(入居した翌年)
- 不動産取得税の申告(都道府県の期限を確認)
- 火災保険・地震保険の確認
- 家の不具合のチェックと記録
- 設備の説明書・保証書の整理
- アフター点検の予定の確認
このリストを印刷したり、スマートフォンに保存したりして、終わったものから消していくと、やり忘れを防げます。
ご近所へのあいさつと、暮らしのルールの確認
手続きではありませんが、入居後早めにやっておきたいのが、ご近所へのあいさつです。長く住む家だからこそ、最初のあいさつで顔を知ってもらうと、その後のお付き合いがスムーズになります。工事中に迷惑をかけた場合は、そのお礼も伝えましょう。
あわせて、ゴミの出し方や収集日、自治会(町内会)への加入、地域の防災の情報なども確認しておきます。自治体の窓口やホームページ、自治会の案内で確認できることが多いです。
入居後にやりがちな失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 住宅ローン控除の確定申告を忘れた | 入居した翌年の2〜3月にカレンダーで予定を入れる |
| 不動産取得税の軽減の申告を忘れた | 都道府県の期限を確認し、早めに手続きする |
| 住所変更が漏れていた | 住所が登録されているサービスを一覧にする |
| 不具合をアフター点検で伝え忘れた | 気づいたときに写真とメモで記録しておく |
| 設備の説明書が見つからない | ファイルにまとめて保管する |
家づくりや住まいの設備・家電については、こちらの記事も参考にしてください。
マイホームの入居後にやることに関するよくある質問
引っ越し後、最初にやるべきことは?
期限が決まっている転入届・転居届(14日以内)と、車検証の住所変更(15日以内)を優先しましょう。マイナンバーカードの住所変更も、転入届と一緒に手続きできます。
住宅ローン控除は、会社員でも確定申告が必要ですか?
1年目は確定申告が必要です。2年目以降は、勤務先の年末調整で手続きできるのが一般的です。
不動産取得税はいつ払いますか?
取得してからしばらくして、都道府県から納税通知書が届くのが一般的です。新築住宅には軽減の制度があり、申告が必要な場合もあるので、都道府県に確認しましょう。
郵便の転送はいつまでですか?
郵便局に転居届を出すと、届け出た日から1年間、前の住所あての郵便物を新しい住所に転送してもらえます。
入居後に見つけた不具合はどうすればいいですか?
写真とメモで記録し、住宅会社に連絡しましょう。アフター点検の時期がわかっていれば、まとめて伝えることもできます。保証の範囲も確認しておきましょう。
固定資産税はいつから払いますか?
毎年1月1日時点の所有者に課されるので、入居した翌年から納税が始まることが多いです。新築住宅には、一定の期間減額される制度があります。
まとめ|入居後は「期限つき→お金→家のチェック」の順で
- 転入届・転居届は14日以内、車検証の住所変更は15日以内。期限つきの手続きを優先
- 郵便の転送、銀行・カード・勤務先などの住所変更は一覧にして漏れを防ぐ
- 住宅ローン控除は1年目だけ確定申告。不動産取得税の軽減の申告も忘れずに
- 家の不具合は写真とメモで記録し、アフター点検で伝える
- 設備の説明書・保証書を整理し、メンテナンスの時期を把握しておく
マイホームでの新しい生活のスタートは、やることが多くて大変です。チェックリストを使って、ひとつずつ確実に片付けていきましょう。
