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全館空調で後悔する?住んで分かった7つの検証と唯一の弱点

「全館空調は後悔する」という声を見かけて、不安になっていませんか。家づくりで一度入れたら簡単にはやめられない設備なので、慎重になるのは当然です。

わが家は注文住宅にLIXILの全館空調「エコエアFine」を入れて、東海地方で暮らしています。延床45坪・3人家族・オール電化です。この記事では、よくいわれる後悔ポイントが、実際に住んでみてどうだったかを1つずつ正直に書きます。

この記事でわかること
  • 全館空調でよくいわれる後悔ポイント7つの実際
  • わが家が唯一「難しい」と感じている点
  • 音・フィルター掃除・乾燥のリアルな感想
  • 後悔しないために、契約前に確認したい5つのこと
ユイ
ユイ

全館空調で後悔したって話、けっこう見かけるんだよね。実際どうだったの?

ガイ
ガイ

わが家は全体としては満足しています。ただ、1つだけ「これは難しい」と感じている点があるので、そこも隠さず書きますね。

目次

結論|わが家の後悔は「家族で体感温度が違うとき」だけ

先に結論です。実際に住んでみて、わが家が「難しい」と感じているのは1つだけでした。家族の中で暑いと感じる人と寒いと感じる人がいるとき、調整が難しいことです。

一方、よくいわれる「音がうるさい」「掃除が大変」といった後悔ポイントは、わが家では当てはまりませんでした。音は静かですし、フィルター掃除もとても簡単です。

ここから、よくいわれる後悔ポイントを1つずつ見ていきます。

POINT

全館空調の後悔は「設備そのもの」より「家の性能」「使い方の慣れ」「家族の感じ方の違い」から生まれます。どれも契約前に確認・準備ができる項目です。

全館空調でよくいわれる後悔ポイント7つを検証

ネットでよく見かける後悔ポイントを、わが家の実感と照らし合わせます。わが家の条件は下の表のとおりです。条件が違えば結果も変わるので、前提として押さえてください。

項目わが家の条件
全館空調LIXIL エコエアFine
工法SW工法(高気密・高断熱)
延床45坪・2階建て
家族3人(夫婦+4歳)
地域・設備東海地方・オール電化・太陽光あり

後悔1:電気代が高い → わが家は当てはまらなかった

いちばん多い不安が電気代です。わが家の3〜8月の電気代は月1,464円〜5,834円、平均は約3,600円でした。毎日ロボット掃除機・ドラム式洗濯乾燥機・食洗機を使っての金額です。

ただし、わが家は太陽光発電(LIXIL「建て得」)を載せています。太陽光がない家では、この金額より高くなる前提で考えてください。

なお、電気代については、月別の実績や太陽光の影響を別記事で詳しくまとめています。数字を細かく見たい方は、そちらもあわせて読んでみてください。

後悔2:音がうるさい → 静かで気にならない

全館空調は常に運転しているため、送風音を心配する人が多いです。わが家の体感ではとても静かで、テレビの音や会話が聞き取りにくくなることはありません。寝室でも音で眠れないということはありませんでした。

ただし、音の感じ方には個人差があります。気になる人は、住宅会社のモデルハウスや完成見学会で、実際に動いている状態の音を確認しておくと安心です。

後悔3:メンテナンスが大変 → フィルター掃除はとても簡単

わが家で拍子抜けしたのがここです。フィルター掃除は驚くほど簡単で、負担に感じたことがありません。各部屋のエアコンを1台ずつ掃除していた賃貸時代と比べると、手間はむしろ減りました。

ただし、掃除のしやすさや頻度は製品によって差があります。検討中の製品について、フィルターの場所・掃除の方法・交換部品の有無を、契約前に確認しておきましょう。

後悔4:乾燥する → 気になっていない

冬の乾燥もよく心配される点です。エコエアFineは、LIXILの公式情報によると温度だけでなく湿度も回収する「全熱交換型」です。わが家では、極端に乾燥して困るという感覚はありません。

ただし乾燥の感じ方は、地域・間取り・加湿器の使用状況によって変わります。肌や喉が敏感な方は、加湿器の併用を前提に考えておくとよいでしょう。

後悔5:家族で温度の好みが合わない → ここが唯一の悩み

わが家が唯一「難しい」と感じているのがこれです。全館空調は家全体を同じような温度に保つ仕組みなので、同じ室温でも「暑い」と感じる人と「寒い」と感じる人がいると、どちらかに合わせるしかありません。

大人と子ども、男性と女性、動いている人と座っている人では、快適な温度が違います。部屋ごとのエアコンなら個別に設定できますが、全館空調は家全体が基本です。

住んでみた本音

家族の誰かが「ちょっと暑い」と言い、別の誰かが「私は寒い」と言う。この状態になると調整が難しく、設定を上げ下げしながら落としどころを探すことになります。わが家で唯一、全館空調の弱点だと感じている部分です。服装で調整したり、サーキュレーターを使ったりして対応しています。

後悔6:故障すると家全体の冷暖房が止まる

1台のシステムで家全体をまかなう以上、避けられない弱点です。わが家ではまだ故障していませんが、可能性としては考えておくべき点です。

対策としては、保証期間と修理体制を契約前に確認することです。メーカーの延長保証があるか、修理までどのくらいかかるか、代わりの冷暖房をどうするかを聞いておくと安心です。

後悔7:初期費用が高い

全館空調は、部屋ごとにエアコンを付ける場合より初期費用が高くなりやすい設備です。さらに、性能を発揮するには高断熱・高気密の家が前提になります。

ただし、部屋数が多い家ではエアコンを何台も買い替える費用がかかります。10年、15年先の買い替えまで含めて比べると、印象は変わってきます。

賃貸のエアコン中心の暮らしと比べて変わったこと

わが家は家を建てる前、アパートで暮らしていました。夏は暑く、冬は寒い家で、エアコンをつけた部屋だけが快適という状態でした。リビングは暖かいのに廊下は寒い、寝る前に寝室のエアコンを慌ててつける、という生活です。

全館空調にしてから、この「部屋ごとの温度差」がなくなりました。廊下も洗面所もトイレも同じような温度なので、家の中で移動するときに気合いがいらなくなったのが、いちばん大きな変化です。

エアコンの掃除やフィルター清掃も、部屋ごとに何台も相手にする必要がなくなりました。後悔ポイントとしてよく挙がる「メンテナンスの手間」は、賃貸時代と比べればむしろ減っているというのが、わが家の実感です。

わが家が「後悔しなかった」いちばんの理由

ここまで読んで、「後悔ポイントの多くが当てはまらないのはなぜ?」と思った方もいるはずです。理由は家の性能にあると考えています。

高断熱・高気密の家に入れた

わが家はSW工法(スーパーウォール工法)で建てました。エコエアFineは、LIXILの公式情報で断熱等級6(HEAT20 G2レベル)以上の住宅を対象としています。対象となる性能を満たした家に、適した設備を入れたことが大きいと考えています。

断熱性能が足りない家に全館空調を入れると、夏や冬に設定温度まで下がらない・上がらない、電気代が想定より高くなる、といった不満につながりやすいといわれています。全館空調を検討するなら、まず家の断熱・気密を確認してください。

入居直後の設定でつまずいた経験もある

正直に書くと、失敗もありました。わが家は12月に入居しましたが、最初の冬は設定がうまくできておらず、電気代が高くなりました。

ガイ
ガイ

設備が悪かったのではなく、私が使いこなせていなかっただけです。引き渡しのときに、設定方法をしっかり教わっておくことを強くおすすめします。

全館空調で後悔しないために確認したい5つのこと

  1. 家の断熱・気密性能を確認する検討中の全館空調が対象とする断熱性能を、自分の家が満たしているかを住宅会社に確認します。
  2. 実際に動いている音を体感するモデルハウスや完成見学会で、運転中の音を自分の耳で確かめます。寝室での音も聞けるとより安心です。
  3. メンテナンスの手間を聞くフィルターの掃除方法・頻度・交換部品の費用を確認します。製品によって差が大きい部分です。
  4. 保証と修理体制を確認する保証期間、延長保証の有無、故障時にどのくらいで修理に来てもらえるかを聞いておきます。
  5. 家族の温度の好みを話し合っておく家族の中で暑がり・寒がりが分かれている場合、服装やサーキュレーターでの調整が前提になります。

全館空調をやめたほうがいい人・入れてよかったと感じやすい人

入れてよかったと感じやすい人慎重に考えたほうがいい人
高断熱・高気密の家を建てる予定断熱性能にはあまり予算をかけない予定
家じゅうの温度差をなくしたい自分の部屋だけ強く効かせたい
エアコンの買い替えや掃除の手間を減らしたい初期費用をできるだけ抑えたい
家族の温度の好みが近い家族で暑がり・寒がりが大きく分かれている
家じゅうの空気環境を一定に保ちたい使う部屋が少なく、必要な部屋だけ冷暖房できればいい
注意

この記事はわが家1軒の体験です。全館空調の快適さや電気代は、製品・家の性能・地域・家族構成・暮らし方によって変わります。導入の判断は、住宅会社やメーカーの説明を確認したうえで行ってください。

全館空調の後悔に関するよくある質問

全館空調は本当に後悔しますか?

わが家では、全体としては後悔していません。ただし「家族で体感温度が違うときの調整」は難しいと感じています。後悔につながりやすいのは、家の断熱性能が足りない場合や、使い方に慣れていない入居直後です。

全館空調の音は気になりませんか?

わが家では静かで、会話やテレビの音のじゃまになりません。ただし感じ方には個人差があるので、見学会などで実際の音を聞いてみることをおすすめします。

フィルター掃除は大変ですか?

わが家のエコエアFineは、フィルター掃除がとても簡単です。各部屋のエアコンを1台ずつ掃除していたころより、手間は減りました。製品によって差があるため、契約前に方法と頻度を確認してください。

冬は乾燥しませんか?

エコエアFineは湿度も回収する全熱交換型とされており、わが家では極端な乾燥は感じていません。気になる場合は加湿器の併用を検討してください。

家族で暑がりと寒がりがいる場合はどうすればいい?

わが家では、服装での調整とサーキュレーターの併用で対応しています。全館空調は家全体を一定の温度に保つ仕組みなので、個別に大きく変えることは苦手です。契約前に家族で話し合っておくと、入居後のギャップが小さくなります。

まとめ|後悔の多くは「家の性能」と「慣れ」で防げる

全館空調でよくいわれる後悔ポイントを、わが家の体験と照らし合わせて検証しました。最後にポイントをまとめます。

この記事のまとめ
  • わが家の後悔は「家族で体感温度が違うときの調整が難しい」ことだけ
  • 音は静かで、フィルター掃除もとても簡単だった
  • 乾燥も、わが家では気になっていない
  • 電気代は3〜8月で平均約3,600円。ただし太陽光ありの条件
  • 後悔を防ぐ最大のポイントは、家の断熱・気密性能を先に確認すること
  • 入居直後の設定でつまずいたので、引き渡し時に使い方を教わっておく

全館空調を検討している方が、不安を具体的な確認項目に変えられたらうれしいです。

参考:LIXIL エコエアFine(公式)

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