「Webライターはやめとけって聞くけど、本当?」「自分はWebライターに向いているのかな」。副業として人気のWebライターですが、ネットでは「稼げない」「きつい」という声もよく見かけます。
私は会社員の副業として、オウンドメディアの運営を受託しています。ブログ運営は8年になります。この記事では、Webライターが「やめとけ」と言われる理由、向いている人・向いていない人の特徴、始める前に知っておきたいことを、書く仕事にかかわる立場からまとめます。
- Webライターが「やめとけ」と言われる6つの理由
- Webライターに向いている人・向いていない人の特徴
- 自分が向いているかを確かめるチェックリスト
- 「やめとけ」を避けるための始め方のコツ

Webライターって、パソコンさえあれば誰でも稼げるんじゃないんですか?

始めるのは誰でもできますが、続けて稼げるようになるかは、向き不向きと、やり方しだいです。「やめとけ」と言われる理由を知っておくと、失敗しにくくなりますよ。
結論|「やめとけ」は一部本当。ただし向いている人には良い副業
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 調べることが苦にならない | 調べものが面倒で、思いこみで書いてしまう |
| こつこつ作業を続けられる | すぐに大きく稼ぎたい |
| 修正の指摘を前向きに受け取れる | 自分の文章を直されるのが強いストレスになる |
| 締め切りを守れる | スケジュール管理が苦手 |
| 読み手の立場で考えられる | 自分が書きたいことを書きたい |
Webライターは、始めるハードルは低いけれど、稼げるようになるまでのハードルはそれなりに高い仕事です。「やめとけ」と言われる理由の多くは、この差から生まれています。逆に、その差を理解したうえで始めれば、スキルが積み上がる良い副業になります。
Webライターは「文章がうまい人」だけの仕事ではありません。調べる力、読み手を考える力、締め切りを守る力がそろっている人ほど、長く続けやすいです。
Webライターが「やめとけ」と言われる6つの理由
1. 最初は単価が低い
実績がないうちは、1文字あたりの単価が低い案件から始めることが多いです。時給に換算すると、アルバイトより低くなることもあります。
2. 調べものに時間がかかる
記事は、正確な情報をもとに書く必要があります。知らないテーマなら、書く時間より調べる時間のほうが長くなることもめずらしくありません。
3. 修正(フィードバック)が多い
クライアントの意図に合わせて、何度も修正をお願いされることがあります。自分の文章を否定されたように感じて、つらくなる人もいます。
4. 締め切りのプレッシャーがある
本業が忙しい時期でも、締め切りは待ってくれません。本業と副業の両立が、思ったより大変だと感じる人は多いです。
5. AIの普及で、単純な記事の仕事は減りつつある
AIで文章を作れるようになり、ただ情報をまとめるだけの記事は、以前より価値が出にくくなっていると言われています。一方で、取材や実体験、専門知識が必要な記事、AIが書いた文章の確認・編集などの仕事は、引き続き求められています。
6. 悪質な案件や詐欺がまぎれている
「初心者でも高単価」と言いながら、高額な講座やテストライティングを無料でさせる案件もあります。仕事を受ける前に、お金を払わせる案件には注意が必要です。

なんだか、やめたほうがいい気がしてきました…。

ここまでの話は、知らずに始めると「こんなはずじゃなかった」となりやすいポイントです。あらかじめ知っておけば、対策もできます。次に、向いている人の特徴を見ていきましょう。

Webライターに向いている人の特徴
1. 調べることが好き・苦にならない
Webライターの仕事の多くは、調べて、整理して、わかりやすく伝えることです。知らないことを調べるのが楽しいと感じる人は、向いています。
2. こつこつ続けられる
最初から高い収入になることは少ないです。小さな実績を積み重ねて、少しずつ単価を上げていくことができる人が、結果を出しやすいです。
3. 修正を前向きに受け取れる
修正の指摘は、スキルを上げるチャンスでもあります。「どうすればもっと良くなるか」と考えられる人は、成長が早いです。
4. 読み手の立場で考えられる
Webの記事は、読者の悩みを解決するためのものです。自分が書きたいことより、読者が知りたいことを優先できる人は、良い記事を書けます。
5. 得意分野や専門知識がある
本業の知識、資格、趣味の経験などがあると、その分野の記事で強みを出せます。専門性のある記事は、単価も上がりやすい傾向があります。
6. 自己管理ができる
在宅での作業が多いため、スケジュールや体調を自分で管理する必要があります。締め切りから逆算して計画を立てられる人は、安心して仕事を任せてもらえます。
Webライターに向いていない人の特徴
- すぐに大きく稼ぎたい人:最初は単価が低く、時間もかかる
- 調べものが面倒な人:まちがった情報を書くと、信頼を失う
- 自分の文章へのこだわりが強すぎる人:クライアントの意図に合わせる柔軟さが必要
- 締め切りを守るのが苦手な人:継続して仕事をもらいにくい
- 長時間パソコンに向かうのがつらい人:体への負担も考える必要がある
ただし、今は向いていなくても、意識や仕組みで補えるものも多いです。たとえば、スケジュール管理が苦手なら、受ける案件の数を少なくするなど、工夫しだいで続けやすくなります。

単価を上げていくための考え方
Webライターの報酬は、「文字単価(1文字あたりいくら)」や「記事単価(1記事あたりいくら)」で決まることが多いです。未経験のうちは、文字単価1円未満の案件から始める人も多いといわれています(案件によって大きく異なります)。
単価を上げるには、次のような方向があります。
- 専門分野を持つ:金融・不動産・医療・ITなど、専門知識が必要な分野は単価が高めになりやすい
- できる作業を広げる:本文だけでなく、構成作成、画像選定、WordPressへの入稿までできると、まとめて任せてもらいやすい
- 継続案件を増やす:同じクライアントと長く取引すると、信頼が積み上がり、単価の相談もしやすくなる
- 実績をまとめる:書いた記事や得意分野をポートフォリオにまとめ、提案のときに見せられるようにする
「たくさん書く」だけでは、時間が足りなくなります。1記事あたりの価値を上げる方向を意識すると、本業と両立しやすくなります。
向いているか確かめるチェックリスト
次の項目に、いくつあてはまるか数えてみてください。
- 本やネットで調べものをするのが好きだ
- 人に何かを説明するのが得意なほうだ
- 毎日少しずつでも、作業を続けられる
- 人からの指摘を、次に活かそうと思える
- 締め切りや約束の時間は守るほうだ
- 本業や趣味で、人よりくわしい分野がある
- 半年〜1年くらいは、結果が小さくても続けられる
多くあてはまるなら、Webライターに向いている可能性が高いです。少なくても、まずは小さく試してみて、合うかどうかを確かめるのがおすすめです。
「やめとけ」を避ける始め方のコツ
- 得意分野を決める本業、資格、趣味、子育てなど、自分がくわしい分野を1〜2個決めます。
- 自分のブログやnoteで練習する実際に記事を書いておくと、ポートフォリオ(実績)として見せられます。
- 最初は実績づくりと割り切る最初の数件は、単価より経験を重視して受けるのもひとつの方法です。ただし、極端に安い案件ばかり続けないようにします。
- 少しずつ単価の高い案件に挑戦する実績がたまったら、得意分野の案件や、構成・編集まで担当できる案件に挑戦します。
- AIを味方にする下調べや構成案づくりにAIを使うと、作業時間を短くできます。ただし、事実の確認と最終的な文章の責任は自分で持ちます。
私はブログを8年続けていて、今はオウンドメディアの運営も受託しています。記事作成には、今はほぼAIを使っています。AIを使うと書くスピードは上がりますが、「誰の、どんな悩みに答えるか」を決めることと、事実を確認することは、人がやる部分として残ります。これからのWebライターは、書く力に加えて、この部分の力がより大切になると考えられます。

Webライター以外の選択肢も知っておく
もし「Webライターは合わないかも」と感じたら、書く力を活かせるほかの副業もあります。
- ブログ:自分のペースで書けて、記事が資産になる。収益化には時間がかかる
- noteの有料記事:自分の経験やノウハウを、直接販売できる
- 編集・校正:ほかの人が書いた記事や、AIが作った文章を確認・修正する仕事
- オウンドメディア運営:記事作成だけでなく、企画や運営まで担当する仕事
Webライターは、書く仕事の入り口のひとつです。自分に合った形を見つけることが大切です。
ブログ運営や副業については、こちらの記事も参考にしてください。
Webライターに関するよくある質問
Webライターは本当にやめたほうがいいですか?
向き不向きがあります。最初は単価が低く、調べものや修正に時間がかかることを理解したうえで、こつこつ続けられる人には、スキルが積み上がる良い副業です。
未経験でもWebライターになれますか?
なれます。クラウドソーシングなどには、未経験者向けの案件もあります。自分のブログやnoteで記事を書いておくと、実績として見せやすくなります。
AIが普及しても、Webライターの仕事はありますか?
単純に情報をまとめるだけの仕事は減る可能性がありますが、取材や実体験、専門知識が必要な記事、AIの文章を確認・編集する仕事などは引き続き求められています。AIを使いこなす力も大切になっています。
会社員が副業でWebライターをするときの注意点は?
勤め先の就業規則で副業が認められているか確認しましょう。また、副業の所得が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は必要とされています。
Webライターに資格は必要ですか?
必須の資格はありません。ただ、本業の資格や専門知識は、その分野の記事で強みになります。
まとめ|「やめとけ」の理由を知ったうえで、向いているなら挑戦を
- Webライターは、始めやすいが、稼げるまでのハードルはそれなりに高い
- 単価の低さ、調べもの、修正、締め切り、AI、悪質案件が「やめとけ」の主な理由
- 調べるのが好き、こつこつ続けられる、読み手を考えられる人は向いている
- 得意分野を決め、ブログなどで実績を作り、少しずつ単価を上げる
- 合わなければ、ブログやnote、編集など、書く力を活かせるほかの道もある
「やめとけ」という声は、準備なしに始めて苦労した人の実感でもあります。理由を知ったうえで、自分に向いていそうなら、小さく始めて確かめてみてください。
