「見出しってどう付ければいいの?」「H2とH3の使い分けがわからない」。ブログ記事を書くとき、見出しをなんとなく付けていませんか。見出しは、読者にとっては記事の「目次」、検索エンジンにとっては記事の「構造」を伝える大切な要素です。
私はWordPressでのブログ運営を8年続けていて、会社員の副業としてオウンドメディアの運営も受託しています。この記事では、SEOを意識した見出しの付け方、H1〜H4の使い分け、見出しの構成の作り方、よくある失敗を、例を使いながらまとめます。
- 見出しタグ(H1〜H4)の役割と使い分け
- SEOで見出しが大切な理由
- 読まれる見出しの付け方7つのコツ
- 見出し構成の作り方と、悪い例・よい例

見出しって、文字を大きくするためのものじゃないんですか?

見た目が大きくなるのはおまけなんです。見出しタグは、「ここからこの話題が始まります」という文章の区切りと階層を伝えるためのもの。デザインのためだけに使うと、構造がくずれてしまいますよ。
結論|見出しは「読者が見出しだけで内容をつかめる」ように付ける
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 階層を守る | H2の中にH3、H3の中にH4。順番を飛ばさない |
| 内容がわかる | 見出しを読むだけで、その段落に何が書いてあるかわかる |
| キーワード | 主要な見出しに、自然な形でキーワードや関連語を入れる |
| 簡潔に | 長くしすぎず、ひと目で読める長さにする |
| 検索意図に沿った順番 | 読者が知りたい順に並べる。結論はできるだけ前に |
多くの読者は、記事を最初から最後まで順番に読むわけではありません。見出しを目で追いながら、自分に必要なところを探して読みます。見出しだけを読んでも記事の流れがわかる状態が理想です。
記事を書き終えたら、見出しだけを上から順に読んでみるのがおすすめです。それだけで話の流れがわかれば、よい構成になっています。
見出しタグ(H1〜H4)の役割と使い分け
| タグ | 役割 | ブログでの使い方 |
|---|---|---|
| H1 | ページ全体のテーマ | 記事タイトル。WordPressでは多くのテーマで自動的にH1になる |
| H2 | 大きな話題の区切り | 記事の章。構成の中心になる |
| H3 | H2の中の小さな話題 | H2の内容をさらに分けて説明する |
| H4 | H3の中のさらに細かい話題 | 必要なときだけ使う。多用しない |
見出しは、本の「章・節・項」のような関係です。H2(章)の中にH3(節)、H3の中にH4(項)という順番で使います。
本文でH1は使わない
WordPressでは、多くのテーマで記事タイトルがH1として出力されます。本文の中の見出しは、H2から始めるのが基本です。
階層を飛ばさない
H2の次にいきなりH4を使うなど、階層を飛ばすと、構造がわかりにくくなります。H2→H3→H4の順番を守るようにしましょう。

H3が1つしかないときも、H3を使っていいんですか?

使えないわけではありませんが、H3が1つだけなら、H2の本文として書いてしまったほうがすっきりすることが多いです。H3は、H2の中に2つ以上の小さな話題があるときに使うと、分けた意味がはっきりしますよ。

SEOで見出しが大切な理由
1. 記事の構造と内容が伝わる
見出しは、記事がどんな話題で構成されているかを、読者と検索エンジンに伝えます。Googleの検索セントラルでも、見出しを使って記事を読みやすく区切ることがすすめられています。
2. 読者が読みやすくなる
見出しがあると、読者は必要な情報をすばやく見つけられます。読みやすい記事は、最後まで読まれやすく、結果として読者の満足度も上がります。
3. 目次として表示される
多くのWordPressテーマや目次プラグインは、見出しから自動で目次を作ります。見出しがわかりやすいと、目次もわかりやすくなります。
「見出しにキーワードを入れれば順位が上がる」と考えるのは危険です。キーワードを不自然に詰めこむと、かえって読みにくくなります。見出しは、あくまで読者のために付けましょう。
読まれる見出しの付け方7つのコツ
- 見出しだけで内容がわかるようにする「ポイント」「その他」のような、中身がわからない見出しは避けます。
- 主要な見出しにキーワードを自然に入れるH2を中心に、キーワードや関連する言葉を無理のない範囲で入れます。すべての見出しに入れる必要はありません。
- 結論や答えを見出しに入れる「〇〇の選び方」より「〇〇は容量で選ぶ」のように、答えが見出しに入っていると、読者がすぐに理解できます。
- 長くしすぎないひと目で読める長さにします。目安として、全角20〜30字程度におさめると読みやすいです。
- 同じレベルの見出しは形をそろえる「〜する理由」「〜する方法」など、同じ階層の見出しの形をそろえると、並んだときに読みやすくなります。
- 数字を使う「3つの理由」「5つの手順」など、数字があると内容の量がイメージしやすくなります。
- 同じ見出しをくり返さない記事の中に同じ見出しが何度も出てくると、目次で区別がつかなくなります。

見出し構成の作り方
見出しは、本文を書く前に組み立てておくと、記事がぶれにくくなります。
- キーワードと検索意図を確認するその記事で答える悩みを、はっきりさせます。
- 読者の疑問を書き出す検索した人が知りたいことを、思いつくだけ箇条書きにします。サジェストや「他の人はこちらも質問」も参考になります。
- 疑問をグループに分ける似た疑問をまとめて、それぞれをH2にします。H2の中の細かい疑問はH3にします。
- 読者が知りたい順に並べるいちばん知りたい答え(結論)を前に、細かい話や補足をあとに置きます。
- 見出しの言葉を整える7つのコツを参考に、見出しだけで内容がわかるように言葉を整えます。
見出し構成の例
たとえば「電動リール バッテリー おすすめ」というキーワードなら、次のような構成が考えられます。
| タグ | 見出しの例 |
|---|---|
| H2 | 結論|迷ったらリチウムイオン・10Ah以上が基本 |
| H2 | 電動リール用バッテリーの種類 |
| H3 | リチウムイオンバッテリー |
| H3 | 鉛バッテリー |
| H2 | バッテリーの選び方5つのポイント |
| H2 | バッテリーを長持ちさせる使い方 |
| H2 | よくある質問 |
| H2 | まとめ |
見出しだけを上から読んでも、「結論→種類→選び方→使い方→疑問→まとめ」という流れがわかります。これが、読者にとってわかりやすい構成です。
私は今、ほぼAIで記事を作っていますが、見出し構成だけは、本文を書く前に必ず確認するようにしています。構成がずれていると、本文をいくら直しても、検索意図に合った記事になりにくいからです。AIに任せる部分が多いほど、骨組みを先に決めることが大切になります。

WordPressで見出しを設定する方法
WordPressのブロックエディターでは、「見出し」ブロックを追加して、ツールバーからH2〜H6のレベルを選べます。段落ブロックで文字を入力したあとに、ブロックの種類を「見出し」に変えることもできます。
- 見出しレベルを確認する:見出しブロックを選ぶと、ツールバーに「H2」「H3」などのレベルが表示されます
- リスト表示で階層を確認する:エディター上部の「ドキュメント概要」や「リスト表示」を使うと、見出しの階層を一覧で確認できます
- 目次を自動で作る:多くのテーマや目次プラグインは、見出しをもとに目次を自動で作ります。H2だけを目次に出すか、H3まで出すかも設定できることが多いです
特に、エディターの「ドキュメント概要」は、見出しの階層が飛んでいないか、ひと目で確認できるので便利です。記事を公開する前に、一度チェックする習慣をつけておくと安心です。
見出しでよくある失敗
- デザインのために見出しタグを使う:文字を大きくしたいだけなら、太字や装飾を使う
- 見出しの階層がばらばら:H2の次にH4が来るなど、構造が伝わらない
- 見出しが長すぎる:目次で読みにくく、要点がぼやける
- すべての見出しにキーワードを入れる:不自然で読みにくくなる
- 見出しと本文の内容がずれている:読者が混乱する
- 見出しの下にすぐ次の見出しが来る:H2の直後に説明なしでH3を置くより、ひとこと導入文を入れると読みやすい
見出しのチェックリスト
- 本文の見出しはH2から始まっているか
- H2→H3→H4の順番を守っているか
- 見出しだけを読んで、記事の流れがわかるか
- 主要な見出しに、キーワードや関連する言葉が自然に入っているか
- 見出しの長さは、ひと目で読める程度か
- 同じ見出しをくり返していないか
ブログ運営や副業については、こちらの記事も参考にしてください。
SEOの見出しの書き方に関するよくある質問
見出しにはすべてキーワードを入れるべきですか?
すべてに入れる必要はありません。主要なH2を中心に、自然に入る範囲で入れれば十分です。不自然に詰めこむと、読みにくくなります。
H2はいくつくらい作ればいいですか?
決まった数はありません。検索意図に答えるのに必要な数だけ作ります。一般的なブログ記事なら、まとめやFAQを含めて5〜10個程度になることが多いです。
本文でH1を使ってもいいですか?
WordPressの多くのテーマでは、記事タイトルがH1として出力されます。本文の見出しはH2から始めるのが基本です。
見出しの文字数はどれくらいがいいですか?
決まりはありませんが、全角20〜30字程度におさめると、目次でも読みやすくなります。長くなる場合は、「|」で区切るなどして読みやすくしましょう。
見出しを疑問形にしてもいいですか?
問題ありません。「〇〇はどれくらい?」のような疑問形は、読者の疑問にそのまま答える形になるので、わかりやすい見出しになります。そのぶん、見出しの直後で答えをはっきり書きましょう。
見出しに装飾(デザイン)をつけてもいいですか?
問題ありません。テーマの機能で見出しのデザインを変えるのは、読みやすさのためにも有効です。ただし、デザインのために見出しタグのレベルを変えるのは避け、階層は内容に合わせて決めましょう。
まとめやFAQの見出しにもキーワードを入れたほうがいいですか?
入れなくても問題ありません。ただ、「〇〇に関するよくある質問」「まとめ|〇〇は△△が基本」のように、テーマが伝わる言葉を入れておくと、目次で見たときに内容がわかりやすくなります。
まとめ|見出しは記事の「目次」と「骨組み」
- 見出しは、読者には目次、検索エンジンには構造を伝える
- 本文はH2から始め、H2→H3→H4の順番を守る
- 見出しだけを読んで、記事の流れがわかるようにする
- 主要な見出しにキーワードを自然に入れる。詰めこみはNG
- 本文を書く前に、読者の疑問から見出し構成を組み立てる
見出しは、記事の骨組みです。骨組みがしっかりしていれば、本文も書きやすく、読者にも伝わりやすくなります。次の記事では、本文を書く前に見出しだけを並べてみてください。
