「4歳の子ども、習い事はいくつくらいさせるのが普通?」「周りはもう2つも3つも通っていて、焦ってしまう」。4歳ごろになると、習い事を始める家庭が一気に増えるため、数や種類で迷う親も多いと思います。
私は共働きで、4歳の子どもを育てています。この記事では、ベネッセ教育総合研究所の「幼児の生活アンケート」をもとに、4歳で習い事をしている割合、人気の習い事、無理のない数の考え方と、共働き家庭で習い事を選ぶときのポイントをまとめます。
- 4歳で習い事をしている子どもの割合
- 幼児に人気の習い事
- 4歳の習い事は「いくつ」が目安か
- 習い事を選ぶときのポイントと、共働き家庭の工夫

周りの子がスイミングも英語も体操も…って聞くと、うちも何かさせなきゃって焦っちゃう。

調査を見ると、4歳で習い事をしている子は半分弱です。「みんなやっている」わけではないので、焦る必要はありません。子どもの様子と家族の生活に合わせて、数を考えるのが大切ですよ。
結論|4歳の習い事は「0〜2つ」が無理のない目安。半分弱の子が習い事をしている
ベネッセ教育総合研究所の「第6回 幼児の生活アンケート」(2022年調査、首都圏)によると、習い事をしている子どもの割合は次のとおりです。
| 年齢 | 習い事をしている割合(2022年) |
|---|---|
| 3歳児 | 24.2% |
| 4歳児 | 45.2% |
| 5歳児 | 59.3% |
| 6歳児 | 67.5% |
※ベネッセ教育総合研究所「第6回 幼児の生活アンケート」(2022年調査、首都圏の乳幼児の母親が対象)。
4歳児で習い事をしている割合は45.2%と、半分弱です。3歳から4歳にかけて大きく増えますが、まだ習い事をしていない子のほうが多い年齢です。また、調査では、習い事をしている比率は以前の調査より減っていることも示されています。
習い事の数について、調査で平均の数は示されていませんが、送迎や子どもの体力を考えると、4歳では0〜2つ程度が無理のない目安と考えられます。数より、子どもが楽しめているか、家族の生活に余裕があるかを大切にしましょう。
幼児に人気の習い事
同じ調査で、幼稚園・保育園以外で習っている習い事の種類(2022年)は、多い順に次のとおりです。
| 順位 | 習い事 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | スイミング | 33.0% |
| 2位 | 通信教育(月1回程度、教材が送られてくるもの) | 23.8% |
| 3位 | 体操(体操教室) | 20.0% |
| 4位 | 英会話などの語学の教室 | 16.1% |
※同調査の図表をもとに作成。1歳6か月〜6歳11か月の幼児が対象。
体を動かす習い事と、家でできる通信教育、英語などの語学が人気です。同じ調査では、4〜6歳の幼稚園児ではスイミングと体操、保育園児ではスイミングと通信教育が上位になっています。
同じ調査で、4〜6歳の幼稚園児は61.1%、保育園児は53.6%が習い事をしています。保育園児は平日の時間が限られるぶん、週末の習い事や、家でできる通信教育を選ぶ家庭も多いと考えられます。

4歳の習い事は「いくつ」が目安?数を決める考え方
1. 子どもの体力と気持ち
4歳は、園での生活だけでもたくさんのエネルギーを使う年齢です。習い事が増えると、疲れて機嫌が悪くなったり、家でゆっくり過ごす時間が減ったりします。子どもが「楽しい」「行きたい」と思えるかを、いちばんの判断基準にしましょう。
2. 家族の送迎の負担
4歳の習い事は、ほぼすべてに親の送迎や付き添いが必要です。共働き家庭では、平日の夕方に送迎するのは大変なこともあります。
3. 費用
習い事が増えるほど、月謝や用具代がかかります。長く続ける可能性も考えて、無理のない金額に収めましょう。
4. 自由に遊ぶ時間
幼児期の自由な遊びは、想像力や体力、人とのかかわりを育てる大切な時間です。習い事で予定を埋めすぎないことも意識しましょう。
| 習い事の数 | 向いている家庭・子ども |
|---|---|
| 0 | 今は園の生活と家での遊びを大切にしたい。子どもがまだ興味を示していない |
| 1つ | 子どもが興味を持ったものを、まず1つ試したい。送迎の負担を抑えたい |
| 2つ | 体を動かす習い事と、家でできる通信教育など、負担の少ない組み合わせなら |
| 3つ以上 | 子どもが楽しめていて、家族の送迎や生活に十分な余裕がある場合 |

早く始めたほうが、上達するんじゃないの?

早く始めるメリットがある習い事もありますが、4歳で始めなかったから手遅れ、ということはほとんどないと思います。それより、子どもが「楽しい」と感じて続けられることのほうが大切です。嫌々続けるより、興味が出てから始めるほうが伸びることもありますよ。

4歳の習い事を選ぶときのポイント
- 子どもの「好き」を観察する体を動かすのが好き、音楽に反応する、絵を描くのが好きなど、日ごろの様子から興味を探します。
- 体験レッスンに行く多くの教室で体験ができます。子どもが楽しそうか、先生との相性はどうかを確認します。
- 送迎と時間を確認する曜日や時間、家からの距離、親の付き添いが必要かを確認します。
- 費用を確認する月謝のほか、入会金、用具代、発表会や検定の費用も確認します。
- 始めるときに目標を決める「まずは半年続けてみる」など、区切りを決めておくと、続けるか見直すかの判断がしやすくなります。
共働き家庭の習い事の工夫
| 工夫 | ポイント |
|---|---|
| 週末の習い事にする | 平日の送迎が難しいなら、土日のクラスを選ぶ |
| 園で受けられる習い事 | 園内で行われる課外教室があれば、送迎の負担がない |
| 家でできる習い事 | 通信教育やオンラインのレッスンなら、時間を選ばない |
| 家や職場の近くを選ぶ | 移動時間が短いと、続けやすくなる |
| 送迎サービスのある教室 | スイミングなどで、送迎バスがある教室もある |
わが家は共働きで、子どもは4歳です。まさにこの記事のテーマど真ん中の年齢で、周りの話を聞くと気になる気持ちはよくわかります。調べてみて感じたのは、4歳の習い事は「数」より「親子で無理なく続けられるか」が大切だということです。共働きだと、平日の夕方の送迎は特に負担が大きくなります。週末にできるもの、家でできるものから考えると、家族の生活とのバランスをとりやすいと考えています。

人気の習い事の特徴
| 習い事 | 特徴 | 家庭で確認したいこと |
|---|---|---|
| スイミング | 体力づくりや水への慣れ。送迎バスのある教室も | 着替えや髪を乾かす手間、プールの曜日と時間 |
| 体操教室 | マット、とび箱、鉄棒など、全身を使う運動 | 園の課外教室として受けられるか |
| 通信教育 | 家で好きな時間に取り組める | 親が一緒に取り組む時間がとれるか |
| 英会話などの語学 | 歌や遊びを通して英語にふれる | オンラインか教室か。家での復習の方法 |
| ピアノ・リトミック | 音楽に親しみ、リズム感を育てる | 家で練習する時間と、楽器の準備 |
※一般的な特徴です。教室によって内容や費用は大きくちがいます。
どの習い事にもよさがあります。迷ったら、子どもが日ごろ楽しそうにしている遊びに近いものから選ぶと、続けやすくなります。体を動かすのが好きならスイミングや体操、歌やダンスが好きならリトミック、という考え方です。
また、習い事を始めたら、最初の数か月は「慣れる期間」と考えましょう。新しい環境に慣れるまでは、泣いたり、行きたがらなかったりすることもあります。少し様子を見て、それでもつらそうなら、先生に相談したり、別の習い事を考えたりすればよいのです。
習い事以外にも大切にしたい4歳の時間
- 外遊び:公園で走る、登る、砂で遊ぶなど、体を思いきり動かす時間
- ごっこ遊び:お店屋さん、お医者さんごっこなど、想像力や言葉を育てる遊び
- 絵本の時間:寝る前などに、親子で絵本を読む時間
- お手伝い:料理や洗濯物たたみなど、家族の一員としての役割
- 何もしない時間:ぼーっとする時間も、子どもにとっては大切です
習い事は、子どもの世界を広げてくれる一方で、家での遊びや親子の時間も、同じくらい大切な学びの時間です。予定を詰め込みすぎず、バランスを考えましょう。
子育てや家族の車・お出かけについては、こちらの記事も参考にしてください。
4歳の習い事に関するよくある質問
4歳で習い事をしている子は、どれくらいいますか?
ベネッセ教育総合研究所の調査(2022年、首都圏)では、4歳児で習い事をしている割合は45.2%でした。半分弱で、まだ習い事をしていない子のほうが多い年齢です。
4歳の習い事は、いくつまでがいいですか?
決まった数はありませんが、子どもの体力や送迎の負担を考えると、0〜2つ程度が無理のない目安と考えられます。子どもが楽しめているか、家族の生活に余裕があるかを優先しましょう。
4歳に人気の習い事は何ですか?
同じ調査では、幼児の習い事はスイミング、通信教育、体操、英会話などの語学の教室が上位でした。体を動かす習い事が人気です。
習い事を何もしていなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。園での生活や、家での遊び、親子の時間も、子どもの成長にとって大切です。子どもが何かに興味を示したときに、始めることを考えればよいでしょう。
共働きで送迎ができません。どうすればいいですか?
週末のクラス、園内で行われる課外教室、通信教育やオンラインのレッスン、送迎バスのある教室などを検討しましょう。
子どもが嫌がるのに続けさせるべきですか?
4歳では、無理に続けさせると習い事そのものが嫌いになることもあります。嫌がる理由を聞き、先生にも相談したうえで、休む・辞めるという選択も考えましょう。
習い事の費用は、月にどれくらいかかりますか?
習い事の種類や地域、教室によって大きく変わります。月謝のほかに、入会金、用具代、発表会や検定の費用がかかることもあるので、体験のときに確認しておきましょう。
4歳から始めるなら、運動系と勉強系どちらがいいですか?
どちらが正解ということはありません。幼児期は体を動かす経験が大切だという考え方から、運動系を選ぶ家庭が多いようです。子どもの興味に合わせて選ぶのがいちばんです。
習い事を始める前に、家でできることはありますか?
公園で体を動かす、歌や絵本を楽しむ、絵を描くなど、家庭での遊びの中で子どもの「好き」を見つけておくと、習い事を選ぶときのヒントになります。体験レッスンに行く前に、どんなことをするのかを話しておくと、子どもも安心しやすくなります。
まとめ|4歳の習い事は「数」より「楽しく続けられるか」
- 4歳で習い事をしている子は45.2%と半分弱(2022年調査)
- 人気はスイミング・通信教育・体操・英会話などの語学
- 4歳の習い事は0〜2つ程度が無理のない目安
- 子どもの気持ち、送迎、費用、自由に遊ぶ時間の4つの視点で決める
- 共働き家庭は、週末・園内・家でできる習い事も選択肢
習い事は、子どもの「好き」を広げてくれる機会です。周りと比べて焦らず、子どもの様子と家族の生活に合ったペースで考えてみてください。
