「天然のウナギを自分で釣ってみたい」「ウナギ釣りって、どんなエサで、いつ釣れるの?」。ウナギ釣りは、夏の夜に川や河口で楽しむ、昔ながらの釣りです。ただし、ウナギは資源が減っている魚で、地域ごとに禁止期間などのルールが決められています。
私は静岡で釣りを楽しんできました。静岡県では、ウナギの採捕が禁止される期間が決められています。この記事では、ウナギ釣りの前に必ず知っておきたいルールと、エサ・仕掛け・時期・釣り方をまとめます。
- ウナギ釣りの前に知っておきたいルール(禁止期間・遊漁券など)
- ウナギが釣れる時期・時間・場所
- ぶっこみ釣りの仕掛けとおすすめのエサ
- 釣り方のコツと、釣ったウナギの扱い方
ニホンウナギは、環境省のレッドリストで絶滅危惧種とされている魚です。多くの地域で、採捕の禁止期間や、遊漁券の購入などのルールが決められています。釣りに行く前に、必ずその地域の都道府県や漁業協同組合(漁協)のルールを確認してください。

ウナギって、川ならどこで釣ってもいいんじゃないの?

実はそうではないんです。静岡県では、県内のすべての河川で、10月1日から2月末日までウナギの採捕が禁止されています(一部の区域は11月1日から)。ほかの地域にもルールがあるので、まずはそこから確認しましょう。
結論|ウナギ釣りは「ルール確認」をしてから、夏の夜にぶっこみ釣りで狙う
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ルール | 禁止期間・遊漁券・禁止区域を必ず確認(地域ごとに違う) |
| 時期 | 初夏〜夏がシーズンと言われる(禁止期間を除く) |
| 時間 | 夕方から夜。雨のあとの増水や濁りの日がよいと言われる |
| 場所 | 河川の中流〜下流、河口、石や障害物のまわり |
| 釣り方 | ぶっこみ釣り(エサを投げて底に置き、アタリを待つ) |
| エサ | ミミズ(ドバミミズなど)、青イソメ、小魚など |
ウナギ釣りで最初にやるべきことは、釣りに行く地域のルールを確認することです。そのうえで、ウナギが活発になる夏の夜に、エサを底に置いて待つ「ぶっこみ釣り」で狙うのが基本です。
ウナギは資源が減っている魚です。ルールを守ることに加えて、小さいウナギは逃がす、必要以上に持ち帰らないなど、資源を守る意識を持って楽しみましょう。
ウナギ釣りの前に知っておきたいルール
1. 採捕の禁止期間(静岡県の例)
静岡県では、県内のすべての河川で、10月1日から2月末日までウナギの採捕が禁止されています(新川、旧新川、佐鳴湖の区域は11月1日から2月末日まで)。産卵のために海へ下るウナギを守ることが目的で、漁業法にもとづく静岡県内水面漁場管理委員会の指示によるものです。ほかの県でも、秋から春にかけて禁止期間を設けているところがあります。
2. 遊漁券(漁協のルール)
川には、漁業協同組合(漁協)が管理している区域があります。そうした区域でウナギを釣るには、遊漁券(釣りの許可証)を買う必要がある場合があります。遊漁券の料金や、使える漁法は漁協ごとに違うので、事前に確認しましょう。
3. シラスウナギ(稚魚)はとってはいけない
ウナギの稚魚であるシラスウナギ(全長13cm以下)は、2023年12月から、許可なくとることが禁止されています(特定水産動植物)。違反すると、重い罰則があります。
4. 使える漁具・漁法
都道府県の漁業調整規則などで、遊漁で使える漁具や漁法が決められています。置き竿の本数や、仕掛けの種類に制限がある場合もあるので、地域のルールを確認しましょう。

ウナギが釣れる時期・時間・場所
時期|初夏から夏
ウナギは水温が上がると活発になると言われ、初夏から夏がウナギ釣りのシーズンです。ただし、禁止期間のある地域では、その期間は釣りができません。
時間|夕方から夜
ウナギは夜行性の魚と言われ、昼間は石の間や泥の中に隠れていることが多いです。夕方から夜にかけて、エサを探して動き出すので、この時間が狙い目です。雨のあとで川が少し増水し、濁っているときは、昼間でも釣れることがあると言われます。
場所|石や障害物のまわり
- 河川の中流〜下流:流れがゆるやかで、石や障害物がある場所
- 河口:海水と川の水がまじる場所
- 護岸の石積みやテトラの近く:ウナギが隠れやすい場所
ウナギは、隠れ家になる石や障害物の近くにいることが多いと言われます。ただし、根掛かりしやすい場所でもあるので、予備の仕掛けを多めに持っていきましょう。

夜の川って、ちょっと怖くない?

夜の水辺は足元が見えにくく、危険もあります。明るいうちに釣り場を下見して、ライトとライフジャケットを用意し、ひとりで行かないのがおすすめです。雨で増水しているときは、無理をしないでくださいね。

ウナギ釣りの仕掛けと道具
| 道具 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 竿 | 投げ竿や、少し強めの万能竿 | ウナギの力に負けない強さのもの |
| リール | スピニングリール | 糸を多めに巻いておく |
| 道糸 | ナイロン3〜5号前後 | 根ずれに強いもの |
| オモリ | 中通しオモリなど | 流れの強さに合わせて重さを選ぶ |
| ハリス・針 | ウナギ針、または丸セイゴ針 | ウナギは針を飲み込みやすいので、外しやすいものを |
| アタリの目印 | 竿先の鈴、ケミカルライト | 夜でもアタリがわかるように |
※数字は一般的な目安です。釣り場の状況や地域のルールに合わせてください。
ウナギ釣りのおすすめのエサ
| エサ | 特徴 |
|---|---|
| ミミズ(ドバミミズなど) | ウナギ釣りの定番。においと動きでアピールする |
| 青イソメ | 釣具店で手に入りやすい。河口付近で使いやすい |
| 小魚・エビ | その川にいる生き物を使うこともある(地域のルールを確認) |
エサは、たっぷりと房掛けにして、においでアピールするのが基本と言われます。エサが取られていないか、ときどき仕掛けを上げて確認しましょう。
ウナギ釣りの釣り方
- 明るいうちに準備する釣り場を下見して、足場の安全を確認し、仕掛けを準備しておきます。
- エサを付けて投げ入れる石や障害物の近くを狙って、エサを川底に置きます。
- 竿を置いてアタリを待つ竿先に鈴やライトを付け、アタリを待ちます。糸は少したるませておきます。
- アタリがあったら少し待って合わせるウナギがエサを飲み込むのを待ってから合わせるのが一般的です。
- 一気に巻き上げるウナギは石の間に潜ろうとするので、合わせたらすばやく寄せます。
私は静岡で釣りを楽しんできましたが、ウナギ釣りについて調べてみて、県内のすべての河川に禁止期間があることを改めて確認しました。釣りは自然の恵みをいただく遊びなので、ルールを守ることがいちばん大切だと思います。ウナギ釣りに行くなら、まず地域のルールを調べるところから始めるのがおすすめです。

釣ったウナギの扱い方
- 針は無理に外さない:ウナギは針を深く飲み込みやすいので、無理に外すと弱ってしまいます。持ち帰らない場合は、ハリスを切って逃がす方法もあります
- ぬめりに注意:体がぬるぬるしていてつかみにくいので、タオルや軍手を使いましょう
- 小さいウナギは逃がす:資源を守るためにも、小さいものは川に戻しましょう
- 持ち帰るなら生かして運ぶ:ウナギは、生かしたまま持ち帰ってから調理するのが一般的です
ウナギのさばき方は、慣れていないと難しいと言われます。はじめての場合は、さばき方を詳しく解説した資料を見たり、慣れた人に教わったりしましょう。
ウナギ釣りの安全対策
- ライフジャケットを着用する:夜の水辺では特に大切です
- ヘッドライトを用意する:手元と足元を照らせるように
- ひとりで行かない:何かあったときのために、家族や友人と複数人で行き、行き先と帰る時間を伝えておきましょう
- 増水時は釣りをしない:雨で急に水かさが増えることがあります
- 虫よけ:夏の夜の川辺は、蚊などの虫が多いので、虫よけと長袖の服を用意しましょう
ウナギ釣りでやりがちな失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 禁止期間や遊漁券のルールを知らなかった | 都道府県や漁協のホームページで事前に確認する |
| 根掛かりで仕掛けがなくなった | 予備の仕掛けとオモリを多めに持っていく |
| アタリに気づかなかった | 竿先に鈴やケミカルライトを付ける |
| 早く合わせすぎて掛からない | 少し待ってから合わせる |
| 石の間に潜られた | 合わせたらすばやく寄せる |
釣りの再開や、ほかの釣りについては、こちらの記事も参考にしてください。
ウナギ釣りに関するよくある質問
ウナギ釣りは誰でもしていいのですか?
地域ごとにルールがあります。禁止期間や禁止区域、遊漁券の購入、使える漁具などを、都道府県や漁協で確認してから釣りをしましょう。
静岡県でウナギ釣りができない期間は?
静岡県内のすべての河川で、10月1日から2月末日までウナギの採捕が禁止されています(新川、旧新川、佐鳴湖の区域は11月1日から2月末日まで)。最新の情報は静岡県の公式サイトで確認してください。
ウナギ釣りのエサは何がいいですか?
ミミズ(ドバミミズなど)が定番です。河口付近では青イソメも使われます。エサはたっぷり付けて、においでアピールしましょう。
ウナギは昼でも釣れますか?
夜行性と言われるので、夕方から夜が狙い目です。雨のあとで川が濁っているときは、昼間でも釣れることがあると言われます。
シラスウナギをとってもいいですか?
いいえ。全長13cm以下のシラスウナギは、2023年12月から許可なくとることが禁止されています。違反すると重い罰則があります。
釣ったウナギはどうやって持ち帰ればいいですか?
生かしたまま、ふたのできる入れ物に入れて持ち帰るのが一般的です。ウナギはすき間から逃げやすいので、しっかりふたをしましょう。
ウナギはなぜ禁止期間があるのですか?
ウナギは資源が減っており、ニホンウナギは環境省のレッドリストで絶滅危惧種とされています。産卵のために海へ下るウナギを守るため、禁止期間を設けている地域があります。
海でもウナギは釣れますか?
河口など、海水と川の水がまじる場所でも釣れることがあります。海でも地域によってルールがあるので、都道府県の漁業調整規則などを確認しましょう。
ウナギ釣りに必要な持ち物は?
竿・リール・仕掛け・エサのほか、ヘッドライト、ライフジャケット、竿先に付ける鈴やケミカルライト、タオルや軍手、ふたのできる入れ物、虫よけがあると安心です。
まとめ|ウナギ釣りは「ルールを守って」夏の夜に楽しむ
- ニホンウナギは絶滅危惧種。地域ごとに禁止期間・遊漁券などのルールがある
- 静岡県は、河川で10月1日から2月末日までウナギの採捕が禁止(一部区域は11月1日から)
- シラスウナギ(13cm以下)は、許可なくとることが禁止
- 釣りは初夏〜夏の夕方から夜、ミミズなどのエサでぶっこみ釣り
- 夜の水辺はライフジャケットとライトを用意し、ひとりで行かない
ウナギ釣りは、夏の夜の特別な楽しみです。ルールを守り、資源を大切にしながら楽しんでください。
参考:静岡県 内水面漁場管理委員会/静岡県 特定水産動植物の採捕の禁止について/静岡県 内水面における遊漁のルールについて
