船釣りの指示ダナの合わせ方|上から・底からの手順とコツ

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「船長が『タナは上から40m』って言ったけど、どうやって合わせればいいの?」「底から5mって、どこから測るの?」。船釣りを始めたばかりの人が最初にとまどうのが、船長の「指示ダナ」の合わせ方です。

私は静岡で、太刀魚・真鯛・深場のアコウダイ・ヤリイカ・スルメイカなど、船のエサ釣りを中心に楽しんできました。この記事では、指示ダナの意味、「上から」「底から」の合わせ方、PEラインの色とカウンターの使い方、タナがずれる原因を、船釣り初心者向けにまとめます。

この記事でわかること
  • 指示ダナ(タナ)とは何か
  • 「上から〇m」「底から〇m」の合わせ方の手順
  • PEラインの色分けとリールのカウンターの使い方
  • タナがずれる原因と、ずれを減らすコツ
タクミ
タクミ

タナって、ようするに魚がいる深さのことですよね?

ガイ
ガイ

そうです。船長は魚探(魚群探知機)を見て、「この深さに仕掛けを合わせてください」とアナウンスしてくれます。これが指示ダナです。合わせ方さえ覚えれば、釣果がぐっと安定しますよ。

目次

結論|指示ダナは「基準」「単位」「どこを合わせるか」の3つを確認

確認すること内容
基準はどこか「上から(海面から)」か「底から(海底から)」か
何mか指示された数字。PEラインの色やカウンターで合わせる
仕掛けのどこを合わせるか多くの船ではオモリやビシ(コマセカゴ)の位置。釣り物や船によって違うことがある
わからないとき遠慮せずに船長や乗組員に聞く

指示ダナを合わせるときは、「上からか、底からか」「仕掛けのどこをその深さにするのか」の2つをはっきりさせることが大切です。ここがあいまいなままだと、何mも違う深さを釣ってしまうことがあります。

POINT

指示ダナの考え方は、船宿や釣り物によって少しずつ違います。乗船したら最初に「タナはビシの位置ですか?」などと確認しておくと安心です。

指示ダナ(タナ)とは

タナとは、魚が泳いでいる、または仕掛けを置くべき深さのことです。船釣りでは、船長が魚探の反応を見て、「タナは上から30m」「底から3m」のようにアナウンスします。これを「指示ダナ」と呼びます。

「上から」の指示ダナ

海面から何mのところに仕掛けを合わせるか、という指示です。魚が中層に浮いているときに使われることが多く、アジ・サバのビシ釣りや、真鯛・ワラサのコマセ釣りなどでよく聞きます。

「底から」の指示ダナ

海底から何m上に仕掛けを合わせるか、という指示です。底近くにいる魚を狙うときに使われ、オモリをいったん着底させてから、指示の分だけ巻き上げます。

指示の種類合わせ方の基準よく使われる場面
上から〇m海面からの距離中層の魚(アジ・サバ・真鯛・青物など)
底から〇m海底からの距離底付近の魚(根魚・深場の魚など)
〇m〜〇mの間幅のある範囲魚の反応が広い層にあるとき
ユイ
ユイ

「底から」と「上から」、どっちで言われるかは決まってるんですか?

ガイ
ガイ

釣り物や、その日の魚の位置によって変わります。同じ船でも、途中で「上から」から「底から」に変わることもあるので、アナウンスは毎回よく聞くようにしましょう。聞き逃したら、周りの人や船長に確認して大丈夫ですよ。

「上から〇m」の合わせ方

  1. 仕掛けを投入するオモリ(ビシ)が海面に入ったところから、ラインが出ていきます。リールにカウンターがある場合は、海面で「0」になるよう合わせておきます。
  2. PEラインの色やカウンターを見る多くの船釣り用PEラインは、10mごとに色が変わり、1mや5mごとに目印がついています。指示ダナの数字まで、色とマークで数えます。
  3. 指示ダナの少し手前で落下を止める指示ダナを通りすぎないよう、手前でスピードをゆるめて止めます。
  4. 糸ふけを取るラインがたるんでいると、実際の深さがずれます。軽く巻いてたるみを取ります。
  5. コマセ釣りなら、指示に合わせてコマセを振る船によっては「指示ダナより〇m下まで落としてから、コマセを振りながら指示ダナまで上げる」などの指示があります。
通りすぎたときは

指示ダナを大きく通りすぎると、魚の群れの下にコマセをまいてしまい、群れが下がる原因になることがあると言われています。通りすぎたら、落ち着いて指示ダナまで巻き上げましょう。

「底から〇m」の合わせ方

  1. 仕掛けを落として着底させるラインの出が止まったり、スプールの回転がゆるんだりしたら着底のサインです。
  2. すぐに糸ふけを取る着底したら、すぐにリールを巻いてラインのたるみを取ります。ここが遅いと、仕掛けが根がかりしやすくなります。
  3. 指示された分だけ巻き上げる「底から3m」なら、リールのカウンターやハンドルの回転数で3m分巻き上げます。
  4. ときどき底を取り直す船が流れると水深が変わります。こまめに底を取り直して、底からの距離を保ちます。

ハンドル1回転で何m巻けるか知っておく

リールの説明書やスペック表には、ハンドル1回転あたりの巻き取り長さが書かれています。たとえば1回転で約70cmなら、3m上げるには約4回転です。ただし、スプールに巻かれているラインの量で変わるので、あくまで目安と考えましょう。

PEラインの色とカウンターの使い方

PEラインの色分け

船釣り用のPEラインの多くは、10mごとに色が変わるようになっています。さらに、1mごと・5mごとに目印がついている商品が多く、これを数えることでタナを合わせます。

  • 色の順番はメーカーによって違うので、自分のラインの色の順番を覚えておく
  • 「青が出たら30m」など、よく使う深さの色を覚えておくと便利
  • 古くなると色がうすくなって見えにくいので、定期的に巻き替える

リールのカウンター

電動リールや、カウンターつきの両軸リールでは、画面に水深が表示されます。ただし、カウンターの数字と実際の深さがずれることもあります。

ずれる原因対策
海面で「0」にリセットしていない仕掛けを海面に合わせてから0にする
ラインの巻き量が説明書の設定と違うリールの「糸巻き量の設定(学習)」をやり直す
ラインを巻き替えた・切った巻き替えたら設定し直す

カウンターとPEラインの色、両方を見くらべるくせをつけておくと、ずれに気づきやすくなります。

タナがずれる原因とずれを減らすコツ

  • 潮が速くてラインが斜めになる:ラインが斜めだと、出したライン分より実際の深さは浅くなります。船長が「ラインの出た長さ」で指示しているのか「実際の深さ」で指示しているのかも、わからなければ確認します
  • 糸ふけを取っていない:たるんだ分だけ、仕掛けの位置がずれます
  • 船が流されて水深が変わる:底からの指示なら、こまめに底を取り直します
  • 仕掛けのどこを合わせるかを勘違いしている:ビシの位置なのか、ハリの位置なのかを確認します
  • アナウンスの聞き逃し:タナは途中で変わることがあります
船釣りをしてきた立場からの本音

私は静岡で、太刀魚や真鯛、深場のアコウダイ、ヤリイカ・スルメイカなどを船のエサ釣りで狙ってきました。釣り物が変わると、「上から」なのか「底から」なのか、合わせる基準も変わります。船宿ごとの言い方のちがいもあるので、最初に船長の説明をよく聞くことが大切です。

船長のアナウンスでよく聞く言葉

指示ダナのアナウンスには、船釣りならではの言い回しがあります。意味を知っておくと、聞き取りやすくなります。

アナウンスの例意味
「水深80m、底から5mまで」海底は80m。底を取ってから、5mの範囲で探る
「上から40mで待って」海面から40mの位置に仕掛けを止めて待つ
「反応は30mから35m」魚探に30〜35mの深さで魚の反応が出ている
「底ダチ取り直して」水深が変わったので、もう一度底を取り直す
「根が荒いので底から少し上げて」海底に岩が多く、根がかりしやすいので底から離す

アナウンスの内容がよくわからないときは、言われた数字だけでもメモしておくと、あとで確認しやすくなります。とくに、水深と指示ダナの両方が伝えられたときは、どちらの数字かを取りちがえないように注意しましょう。

釣り物別|指示ダナの考え方の例

釣り物よくある指示ポイント
アジ・サバ(ビシ釣り)底から〇m、または上から〇mコマセをまいて群れをとどめる。タナを外すと群れが散りやすい
真鯛(コマセ釣り)上から〇mハリスが長いので、ハリの位置がビシより下になることを意識する
ワラサ・イナダ上から〇m群れが浮いたり沈んだりするので、アナウンスをよく聞く
太刀魚上から〇m〜〇m指示の範囲を誘いながら探る
根魚・深場の魚底から〇mこまめに底を取り直す

※指示のしかたは、船宿や地域、その日の状況によって違います。

釣りの道具や釣り方については、こちらの記事も参考にしてください。

指示ダナの合わせ方に関するよくある質問

指示ダナは、仕掛けのどこを合わせればいいですか?

多くの船では、オモリやビシ(コマセカゴ)の位置を指示ダナに合わせます。ただし、船宿や釣り物によって違うことがあるので、乗船時に船長に確認しましょう。

カウンターのないリールでもタナは合わせられますか?

合わせられます。PEラインの色分けと目印を数えれば、深さがわかります。自分のラインの色の順番を覚えておきましょう。

指示ダナを通りすぎてしまったらどうすればいいですか?

落ち着いて、指示ダナまで巻き上げましょう。コマセ釣りでは、指示ダナより大きく下でコマセをまくと、群れが下がる原因になることがあると言われています。

潮が速いときのタナはどう合わせればいいですか?

ラインが斜めになるので、出したラインの長さと実際の深さがずれます。船長がどちらで指示しているかわからないときは、確認しましょう。船の指定より重いオモリが使えるかどうかも、船長の判断にしたがいます。

タナのアナウンスを聞き逃したらどうすればいいですか?

遠慮せずに、船長や乗組員、となりの人に聞きましょう。まちがったタナで釣り続けるより、確認したほうが釣果につながります。

PEラインの色がわからなくなったらどうすればいいですか?

ラインのパッケージや、メーカーのサイトで色の順番を確認できます。釣りに行く前に、色の順番をメモしてタックルボックスに入れておくと安心です。

まとめ|指示ダナは「基準」と「どこを合わせるか」を確認してから

この記事のまとめ
  • 指示ダナは、船長が魚探を見て伝える「仕掛けを合わせる深さ」
  • 「上から」は海面から、「底から」は海底から測る
  • 多くの船ではオモリやビシの位置を合わせる。わからなければ船長に確認
  • PEラインの色分けとカウンターの両方を見て、糸ふけを取ってから合わせる
  • 潮の速さや船の流れでタナはずれる。こまめに確認・取り直す

指示ダナを正確に合わせられるようになると、船釣りの釣果は安定しやすくなります。まずは「上からか底からか」「どこを合わせるか」を確認するところから始めてみてください。

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