船釣りで着底がわからない原因と対策|5つのサインとコツ

当ページのリンクには広告が含まれています。

「オモリが底に着いたかどうか、全然わからない」「気づいたらラインがどんどん出ていて、となりの人とオマツリした」。船釣りを始めたばかりの人が、いちばん悩むことのひとつが「着底がわからない」問題です。

私は静岡で、太刀魚・真鯛・深場のアコウダイ・ヤリイカ・スルメイカなど、船のエサ釣りを中心に楽しんできました。深場の釣りでは、着底を正しく取れるかどうかが、釣果にも、まわりの人とのトラブルにも関わります。この記事では、着底のサイン、わからなくなる原因、着底をわかりやすくするコツをまとめます。

この記事でわかること
  • 船釣りで着底がわかる5つのサイン
  • 着底がわからなくなる主な原因
  • 着底をわかりやすくする7つのコツ
  • 着底後にすぐやるべきこと
タクミ
タクミ

オモリって重いんだから、底に着いたらわかるものじゃないんですか?

ガイ
ガイ

浅い場所ならわかりやすいんですが、水深が深い、潮が速い、ラインが太いといった条件が重なると、手元に伝わる感触がとても小さくなります。見るポイントを知っておくと、ぐっとわかりやすくなりますよ。

目次

結論|着底は「ラインの出」と「スプールの回転」で判断する

着底のサイン見るポイント
ラインの出が止まる・ゆるむ海に入っていくラインの動き
スプールの回転がゆるむサミングしている親指の感触
竿先の曲がりがもどるオモリの重さで曲がっていた竿先がふっと戻る
カウンターの数字が止まる船長がアナウンスした水深に近いか
ラインがたるむラインが海面でふわっとたるむ

着底は、「手に伝わる感触」だけで判断しようとすると難しくなります。目で見るサイン(ラインの出・竿先・カウンター)と、指で感じるサイン(スプールの回転)を組み合わせるのがコツです。

POINT

船長は、ポイントに着くと「水深〇m」とアナウンスしてくれることが多いです。この数字を覚えておき、カウンターやPEラインの色でその水深に近づいたら、着底に集中しましょう。

船釣りで着底がわかる5つのサイン

1. ラインの出が止まる・ゆるむ

いちばんわかりやすいサインです。オモリが落ちている間は、ラインが一定のスピードで海に入っていきます。オモリが底に着くと、ラインの出が止まるか、急にゆっくりになります。海面近くのラインを見ていると気づきやすいです。

2. スプールの回転がゆるむ

両軸リールでは、親指をスプールに軽く当てる「サミング」をしながら落とします。着底すると、スプールの回転がふっと軽くなる、または止まる感触があります。

3. 竿先の曲がりがもどる

オモリが落ちている間は、その重さで竿先が少し曲がっています。着底すると、重さが抜けて竿先がまっすぐに戻ります。竿先を見ながら落とすのもひとつの方法です。

4. カウンターの数字が止まる

カウンターつきのリールなら、数字が増えなくなったところが着底の目安です。船長のアナウンスした水深に近いかも確認しましょう。

5. ラインがたるむ

着底したのに気づかずにラインを出し続けると、ラインが海面でたるみます。このサインで気づいたときは、すでにラインを出しすぎているので、すぐに巻き取りましょう。

ユイ
ユイ

サミングって、指でスプールを押さえるんですか?止まっちゃいませんか?

ガイ
ガイ

強く押さえると止まってしまうので、親指をスプールに「そっとふれる」くらいの力で大丈夫です。ラインの出るスピードを少しおさえつつ、回転の変化を指で感じるイメージですね。ラインの出すぎやバックラッシュ(糸がらみ)の予防にもなりますよ。

着底がわからなくなる主な原因

原因なぜわかりにくくなるか
潮が速いラインが潮に押されて斜めになり、着底後もラインが出続ける
二枚潮上と下で潮の向きが違い、ラインが曲がって感触が伝わりにくい
水深が深いラインが長くなるほど、手元に伝わる変化が小さくなる
ラインが太い潮の抵抗を受けやすく、ラインが流される
オモリが軽い潮に負けて、まっすぐ落ちない
サミングをしていないスプールが勢いで回り続け、変化に気づけない
船が流されている船の動きでラインが引っぱられ、出続ける

とくに潮が速い日や二枚潮の日は、着底したあともラインが潮に引っぱられて出続けるため、「いつ着いたのかわからない」状態になりやすいです。

着底をわかりやすくする7つのコツ

  1. 船長のアナウンスした水深を覚えておく水深が80mなら、70mを過ぎたあたりから集中して、着底のサインを待ちます。
  2. サミングしながら落とす親指をスプールにそっと当て、回転の変化を感じ取ります。
  3. ラインの出を目で見る海面に入っていくラインを見ていると、止まる瞬間に気づきやすくなります。
  4. 竿先を見る竿を手に持つか竿受けに置き、竿先の曲がりがもどる瞬間を見ます。
  5. 落下スピードをゆるめる勢いよく落とすと、スプールが回り続けて変化に気づきにくくなります。底が近づいたら、サミングを強めてスピードを落とします。
  6. 船の指定のオモリを使う船ではオモリの号数が決められていることが多いです。軽すぎると潮に負けて、着底がわかりにくくなります。
  7. 細めのPEラインを使う船の指定の範囲内で、細めのラインを使うと潮の抵抗が小さくなり、ラインがまっすぐになりやすいです。
オモリやラインは船の指定に合わせる

オモリの号数やラインの太さは、まわりの人とそろえることで、オマツリ(ライン同士のからまり)を防ぐ意味もあります。自分だけ重くしたり細くしたりする前に、必ず船長に確認しましょう。

着底したらすぐにやること

  1. すぐにクラッチを戻す着底を感じたら、すぐにクラッチを戻して(ハンドルを回して)ラインが出るのを止めます。
  2. 糸ふけを取るリールを数回巻いて、ラインのたるみを取ります。
  3. 底を切るオモリを海底から少し上げます。オモリを底に置いたままにすると、根がかりの原因になります。
  4. 指示ダナに合わせる「底から〇m」の指示なら、その分だけ巻き上げます。

着底後の動作が遅れると、ラインが出すぎてとなりの人とオマツリしたり、根がかりしたりしやすくなります。「着いた」と思ったら、すぐに動けるように準備しておきましょう。

着底がわからないまま釣るとどうなる?

  • オマツリする:ラインが出すぎて、となりの人の仕掛けとからまる
  • 根がかりする:オモリや仕掛けが海底の岩に引っかかる
  • タナがずれる:底からの距離がわからず、魚のいない深さを釣ってしまう
  • アタリがわからない:糸ふけが多いと、魚が食いついても手元に伝わりにくい

着底を取れるようになるだけで、オマツリ・根がかり・タナのずれの3つが同時に減らせます。

船釣りをしてきた立場からの本音

私は静岡で、アコウダイのような深場の釣りもしてきました。深場は水深が深いぶん、ラインが長くなり、浅場とくらべて着底の変化がずっと小さく感じられます。船長のアナウンスした水深と、カウンターやラインの色を照らし合わせながら落とすことが、着底をつかむうえで大切です。

着底をつかむための練習方法

着底の感覚は、回数を重ねるほどつかみやすくなります。次のような順番で慣れていくのがおすすめです。

  1. 浅場の釣りで感覚をつかむ水深20〜40m前後の浅場の釣りは、着底の変化が手元に伝わりやすく、練習に向いています。アジやカワハギなどの釣り物がよい例です。
  2. 毎回、水深とカウンターを見くらべる船長のアナウンスした水深と、自分のカウンターやラインの色が、どれくらい合っているかを毎回確認します。
  3. 投入のたびに同じ動作をくり返すサミング→底が近づいたら減速→着底→糸ふけを取る、という流れを毎回同じようにくり返すと、変化に気づきやすくなります。
  4. わからなかったときは、落とし直す「着いたかどうかわからない」ままにせず、一度巻き上げてもう一度落とすと、次は感覚がつかみやすくなります。

竿やリールの道具選びでも、わかりやすさは変わります。竿先がやわらかめで、オモリの重さに合った竿を使うと、着底したときの竿先の戻りが見やすくなります。道具を選ぶときは、釣り物に合ったオモリの号数に対応しているかを確認しましょう。

状況別|着底がわからないときの対処法

状況対処法
潮が速いサミングを強めてラインの出をおさえ、着底したらすぐに糸ふけを取る。船長に指示を仰ぐ
二枚潮船長のアナウンスした水深を目安にし、その付近でラインの出の変化に集中する
深場カウンターやラインの色で水深を確認しながら、底が近づいたら落下スピードをゆるめる
風が強い竿先を海面に近づけ、ラインが風にあおられないようにする
それでもわからない一度巻き上げて、もう一度落とし直す。船長や乗組員に相談する

釣りの道具や釣り方については、こちらの記事も参考にしてください。

船釣りの着底に関するよくある質問

着底がわからないとき、いちばん簡単な見分け方は?

海面に入っていくラインを見て、出が止まる・ゆっくりになる瞬間を探すのがわかりやすいです。船長のアナウンスした水深と、カウンターやラインの色を合わせて確認しましょう。

オモリを重くすれば着底はわかりやすくなりますか?

重いほうがわかりやすくなりますが、船ではまわりの人とオモリの号数をそろえることが多いです。オマツリを防ぐためにも、号数を変える前に船長に確認しましょう。

電動リールでも着底はわかりますか?

電動リールも、仕掛けを落とすときはクラッチを切ってスプールをフリーにするので、両軸リールと同じようにサミングやラインの出で判断します。カウンターの数字も参考になります。

着底したと思ったら根がかりしてしまいました。どうすればいいですか?

着底したらすぐに糸ふけを取り、オモリを底から少し上げる「底を切る」ことを意識しましょう。根がかりしたときは、無理に引っぱらず、船長や乗組員に声をかけると安心です。

二枚潮とは何ですか?

海の上の層と下の層で、潮の流れる向きや速さが違う状態のことです。ラインが途中で曲がるため、着底やアタリがわかりにくくなります。

着底がわからないと、ほかの人に迷惑がかかりますか?

ラインが出すぎると、となりの人の仕掛けとからまるオマツリの原因になります。わからないときは、無理に続けず、一度巻き上げて落とし直すか、船長や乗組員に相談しましょう。

まとめ|着底は「見る」と「感じる」を組み合わせる

この記事のまとめ
  • 着底のサインは、ラインの出・スプールの回転・竿先・カウンター・ラインのたるみ
  • 潮が速い・二枚潮・深場・太いライン・軽いオモリは、着底がわかりにくくなる原因
  • 船長のアナウンスした水深を覚え、サミングしながら落とす
  • 着底したら、すぐに糸ふけを取って底を切る
  • オモリやラインは船の指定に合わせる。わからなければ船長に相談

着底が取れるようになると、オマツリや根がかりが減り、タナも正確に合わせられるようになります。まずは、船長のアナウンスした水深を覚えて、ラインの出をよく見るところから始めてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次