「釣りを始めてみたいけど、何から始めればいいかわからない」「道具が多すぎて、どれを買えばいいの?」。釣りは、子どもから大人まで、一生楽しめる趣味です。ただ、最初の一歩でつまずいてしまう人も少なくありません。
私は静岡で、船のエサ釣りを中心に、サーフでも釣りを楽しんできました。子どもが生まれてからは釣りから少し離れていますが、この記事では、その経験をもとに、釣り初心者がどこで・何を・どうやって始めればいいか、最初にそろえる道具、費用の目安、守りたいルールとマナーをまとめます。
- 釣り初心者におすすめの始め方と、釣り場の選び方
- 初心者向けの釣り方(サビキ・ちょい投げ・管理釣り場など)
- 最初にそろえる道具と費用の目安
- 当日の流れと、釣った魚の持ち帰り方
- 安全・ルール・マナーの基本

釣りって、道具も知識も必要そうで、ハードルが高いイメージです。

最初からすべてを知る必要はありません。「釣れやすい場所で、釣れやすい魚を、シンプルな道具で狙う」ところから始めれば、初心者でも十分楽しめます。まずは1匹釣ってみることが、いちばんの近道ですよ。
結論|初心者は「堤防のサビキ釣り」か「釣り公園・管理釣り場」から始める
| 始め方 | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| 堤防のサビキ釣り | 海で手軽に始めたい人・家族連れ | 足元に落とすだけ。アジ・イワシ・サバなどが釣れる |
| 海釣り公園 | 安全に始めたい人・子ども連れ | 柵やトイレがあり、道具のレンタルがある施設も |
| 管理釣り場(釣り堀) | 確実に釣りたい人 | 魚が放流されていて釣りやすい。道具のレンタルも多い |
| 乗合船 | 最初から本格的に楽しみたい人 | 船長がポイントまで連れて行ってくれる。レンタル道具あり |
釣り初心者におすすめなのは、堤防のサビキ釣りです。足元に仕掛けを落とすだけで、群れが回ってくれば初心者でも次々と釣れます。安全面や設備を重視するなら、海釣り公園や管理釣り場から始めるのもよい方法です。
最初の釣りでいちばん大切なのは、「1匹でも釣れて、楽しかった」と思えることです。難しい釣りに挑戦するより、釣れやすい釣りで成功体験をつくると、釣りを長く続けやすくなります。
釣り初心者の始め方5ステップ
- やりたい釣りを決めるまずは、堤防のサビキ釣りなど、初心者向けの釣りを1つ選びます。
- 行く釣り場を決める家から近い堤防や、海釣り公園を探します。釣具店で「初心者でも釣れる場所」を聞くのもおすすめです。
- 道具をそろえる釣具店の「サビキセット」など、竿・リール・仕掛けがセットになったものが手軽です。
- エサを買うサビキ釣りならアミエビ、ちょい投げならイソメなど、釣り方に合ったエサを釣具店で買います。
- 釣り場へ行って楽しむ天気と波を確認し、安全に気をつけて釣りを楽しみます。

釣具店で「初心者です」って言うの、ちょっと恥ずかしいです…。

まったく恥ずかしくないですよ。釣具店の店員さんは、その地域でいま何が釣れているか、どの道具が合うかをいちばんよく知っている人たちです。「初めてなので、〇〇で〇〇を釣りたい」と伝えれば、必要なものを教えてくれます。

初心者におすすめの釣り方
1. サビキ釣り(堤防)
小さな針がたくさんついた「サビキ仕掛け」と、コマセ(アミエビ)を使って、群れで回ってくる小魚を釣る方法です。足元に仕掛けを落とすだけなので、投げる技術もいりません。アジ・イワシ・サバなどが狙えます。
2. ちょい投げ釣り(堤防・砂浜)
軽いオモリと仕掛けを少し投げて、海底にいるキスやハゼなどを狙う方法です。エサはイソメなどの虫エサを使います。投げる楽しさと、魚が食いついたときの「ブルブル」という手ごたえが魅力です。
3. ウキ釣り(堤防・川・池)
ウキの下にエサをつけて、ウキが沈んだら合わせるシンプルな釣りです。ウキの動きでアタリがわかるので、子どもにもわかりやすい釣りです。
4. 管理釣り場(釣り堀)
マスなどの魚が放流されている釣り場です。魚が確実にいるので、初心者でも釣れやすいのが特徴です。道具のレンタルや、釣った魚をその場で調理してくれるサービスがある施設もあります。
5. 乗合船
船長がポイントまで連れて行ってくれる釣りです。アジやシロギスなど、初心者向けの釣り物もあり、竿やリールをレンタルできる船宿も多いです。費用はかかりますが、本格的な釣りを最初から楽しめます。
| 釣り方 | 難しさ | 費用 | 釣れやすさ |
|---|---|---|---|
| サビキ釣り | やさしい | 安い | 群れしだい |
| ちょい投げ | やさしい〜ふつう | 安い | ふつう |
| ウキ釣り | やさしい | 安い | ふつう |
| 管理釣り場 | やさしい | 入場料がかかる | 高い |
| 乗合船 | ふつう | 高め | 比較的高い |
※難しさや釣れやすさは、一般的な目安です。
釣り場の選び方
- 足場がよく、安全な場所:柵のある海釣り公園や、足場の平らな堤防がおすすめ
- トイレや駐車場がある場所:とくに家族連れには大切
- 釣りが禁止されていない場所:立入禁止や釣り禁止の看板がないか確認する
- 最近釣れている場所:釣具店や釣り情報のサイトで確認する
- 人が釣りをしている場所:釣れる場所の目安になる。ただし間隔はしっかりあける

最初にそろえる道具
サビキ釣りの場合
- 竿とリール:初心者向けの「サビキセット」「万能竿セット」が手軽
- サビキ仕掛け:予備を含めて2〜3セット
- コマセカゴとアミエビ:チューブタイプは手が汚れにくい
- 水くみバケツ(ロープつき):手や足元を洗う
- クーラーボックスと氷:釣った魚を冷やす
- ハサミ・タオル・ゴミ袋
- ライフジャケット:とくに子どもは必ず着用
費用の目安
| 道具 | 費用の目安 |
|---|---|
| 竿・リールのセット(初心者向け) | 3,000〜1万円前後 |
| 仕掛け・エサ | 1回あたり1,000〜2,000円前後 |
| クーラーボックス・バケツなど小物 | 3,000〜1万円前後 |
| ライフジャケット | 3,000〜1万円前後 |
※価格はおおよその目安です。メーカーや種類で大きく変わります。
最初は、高価な道具を買わなくても十分楽しめます。続けてみて、もっと釣りたい魚や釣り方が見えてきたら、少しずつ道具を買い足していくのがおすすめです。
釣りに行く日の流れ
- 前日に天気と波を確認する風が強い日や、波が高い日は無理をしないようにします。
- 釣具店でエサを買う早朝から開いている釣具店も多いです。
- 釣り場に着いたら、場所を決めるまわりの人との間隔をあけ、足場の安全な場所を選びます。
- 仕掛けをセットして釣る最初は仕掛けの準備に時間がかかるので、あせらずに。
- 釣れたら、すぐに冷やすクーラーボックスの氷で冷やします。
- 片付けて帰るゴミを持ち帰り、コマセで汚れた足元を洗い流します。
私は静岡で、太刀魚や真鯛、アコウダイ、ヤリイカ・スルメイカなどの船のエサ釣りを中心に、サーフでも釣りを楽しんできました。子どもが生まれてからは、釣りから少し離れています。釣りは、堤防から船、川まで、いろいろな楽しみ方に広げていける趣味です。最初はシンプルな釣りから始めて、少しずつ自分に合う釣りを見つけていくと、長く続けやすくなります。

安全・ルール・マナーの基本
- ライフジャケットを着る:海や川では、大人も子どもも着用が基本です
- 天気と波を確認する:風や波が強い日は、無理をしない
- テトラポッドに乗らない:すべりやすく、転落すると非常に危険です
- 投げる前に後ろを確認する:針が人に当たると大けがにつながります
- 毒のある魚にさわらない:ゴンズイ・アイゴ・ハオコゼなど、トゲに毒がある魚もいます。わからない魚は素手でさわらないようにしましょう
- 釣り禁止・立入禁止の場所に入らない:看板やルールを確認しましょう
- 漁業権やルールを守る:場所によっては、とってはいけない生き物(アワビ・サザエ・伊勢海老など)や、遊漁券が必要な川があります
- ゴミは持ち帰る:釣り糸や針は、鳥や人のけがの原因になります
- 先に釣っている人に声をかける:となりに入るときは、ひと声かけるのがマナーです
- 食べきれない魚は逃がす:必要な分だけ持ち帰りましょう
釣った魚の持ち帰り方
- すぐに冷やす:氷を入れたクーラーボックスで冷やします。海水と氷をまぜた「海水氷」だと、全体がむらなく冷えます
- 大きめの魚は締めて血抜きする:鮮度が保ちやすく、おいしく食べられます
- 家に帰ったら早めに下処理する:内臓を取り、水気をふいて冷蔵庫へ
- 生で食べるときは寄生虫に注意:アニサキスなどに気をつけ、心配なら加熱しましょう
釣りの道具や釣り方については、こちらの記事も参考にしてください。
釣りの始め方に関するよくある質問
釣りを始めるのに、最低いくらかかりますか?
初心者向けのサビキセットなら、竿・リール・仕掛け・エサ・小物を合わせて、1万〜2万円前後から始められることが多いです(おおよその目安です)。管理釣り場やレンタル道具を使えば、もっと安く体験することもできます。
釣りに免許や許可は必要ですか?
海の堤防で一般的な釣りをするのに、免許は必要ありません。ただし、川や湖では遊漁券が必要な場所が多く、海でも漁業権の対象になっている生き物をとることはできません。釣り場のルールを確認しましょう。
釣りに向いている時間帯はいつですか?
日の出前後の「朝マヅメ」と、日の入り前後の「夕マヅメ」は、魚の活性が上がりやすいと言われています。ただし、日中でも群れが回ってくれば釣れることがあります。
子どもと一緒に釣りをするときの注意点は?
ライフジャケットを必ず着せ、柵のある海釣り公園など、足場の安全な場所を選びましょう。針や毒のある魚にも注意し、大人がそばで見守ることが大切です。
釣れないときはどうすればいいですか?
タナ(深さ)や場所を変えてみる、周りの人の釣り方を参考にする、時間帯を変えるなどを試しましょう。釣具店で最近の釣果を聞いてから行くと、釣れる確率が上がります。
釣りの服装はどうすればいいですか?
動きやすく、汚れてもよい服が基本です。帽子と日焼け止め、すべりにくい靴を用意しましょう。海辺は風が強く、陸より寒く感じることがあるので、上着を1枚持っていくと安心です。
釣り道具はどこで買うのがいいですか?
最初は、実店舗の釣具店がおすすめです。店員さんに釣りたい魚や場所を伝えれば、合った道具やエサを教えてもらえます。慣れてきたら、通販も便利です。
雨の日でも釣りはできますか?
小雨なら釣りはできますが、足元がすべりやすく、体も冷えやすくなります。雷や強風、大雨のときは危険なので、中止しましょう。
まとめ|まずはシンプルな釣りで「1匹」を釣ってみよう
- 初心者は、堤防のサビキ釣りや、海釣り公園・管理釣り場から始めるのがおすすめ
- 釣具店で「初心者です」と伝え、道具やエサを相談する
- 最初の道具は、セット商品など手軽なもので十分
- ライフジャケットを着て、天気と波を確認し、安全第一で
- 釣り場のルールとマナーを守り、ゴミは必ず持ち帰る
釣りは、始めてみると、季節ごとに釣れる魚が変わり、いろいろな楽しみ方に広がっていく趣味です。まずは近くの釣り場で、1匹を釣るところから始めてみてください。
