「サルカンに糸を結びたいけど、どの結び方がいいの?」「釣り場で結んだら、すぐほどけてしまった」。サルカン(ヨリモドシ・スイベル)は、道糸と仕掛けをつなぎ、糸のよれを防ぐ金具です。サビキ釣り、ちょい投げ、船釣りなど、多くの釣りで使います。
私は静岡で、船のエサ釣りを中心に、サーフ(砂浜)でも釣りを楽しんできた38歳の会社員です。この記事では、サルカンの結び方を、初心者向けの簡単なものから強度重視のものまで4つ紹介します。結び方の選び方と、ほどけないコツもまとめます。
※本記事はプロモーションを含みます。
- サルカンの結び方4つ(クリンチノット・ダブルクリンチ・ユニノット・パロマーノット)
- 糸の種類や釣りに合わせた結び方の選び方
- ほどけない・切れないためのコツ
- サルカンの種類とサイズの選び方

サルカンの結び方って、いろいろあって覚えきれません…。

全部覚えなくて大丈夫です。まずはクリンチノットかユニノットを1つ、家で何度も練習しておけば、たいていの釣りに対応できますよ。
結論|初心者は「ユニノット」、PEラインは「パロマーノット」
先に結論です。ナイロンやフロロカーボンの糸でサルカンを結ぶなら、ほどけにくく覚えやすい「ユニノット」か「クリンチノット」がおすすめです。すべりやすいPEラインを直接結ぶなら、糸を二重にして結ぶ「パロマーノット」が向いています。
| 結び方 | 難しさ | 強さの目安 | 向いている糸・場面 |
|---|---|---|---|
| クリンチノット | ★☆☆ | 中 | ナイロン・フロロ。細い糸、サビキ・ちょい投げ |
| ダブルクリンチノット | ★★☆ | 中〜高 | ナイロン・フロロ。クリンチより強くしたいとき |
| ユニノット | ★☆☆ | 中〜高 | ナイロン・フロロ。太い糸にも使いやすい万能型 |
| パロマーノット | ★★☆ | 高 | PEライン・細い糸。強度を重視したいとき |
※難しさ・強さはこの記事独自の目安です。強さは糸の種類・太さ・結び方の丁寧さで変わります。
私が中心にしていた船のエサ釣りでは、道糸の先にサルカンや天秤をつけ、その先に仕掛けをつなぐのが基本でした。船の上は揺れるうえに、手が冷えたり濡れたりしていて、家では簡単に結べる結び方でも、釣り場では手こずることがあります。だからこそ、自分が確実に結べる結び方を1つ決めておくことが、いちばん大事だと感じています。

サルカンの結び方4つ
ここでは、サルカンによく使われる4つの結び方を、手順で紹介します。どの結び方も、締める前に糸をつばや水で湿らせるのが共通のコツです。
1. クリンチノット|いちばん簡単
- 糸をサルカンの輪に通す糸の先端(端糸)を10cmほど出します。
- 端糸を本線に巻きつける端糸を本線(竿側の糸)に5〜6回ねじるように巻きつけます。
- 輪の根元にできたすき間に通す巻き終わった端糸を、サルカンの輪のすぐ近くにできたすき間に通します。
- 湿らせて締める糸を湿らせてから、本線とサルカンをゆっくり引いて締め、余った端糸を切ります。
クリンチノットは手順が少なく、初心者が最初に覚えるのにぴったりです。ただし、太い糸やすべりやすい糸では、ほどけやすくなることがあります。
2. ダブルクリンチノット|クリンチを強く
- 糸をサルカンの輪に2回通す輪に2回通して、輪の部分に小さな二重の輪を作ります。
- 端糸を本線に巻きつけるクリンチノットと同じように、5〜6回巻きつけます。
- 二重の輪のすき間に通して締める輪の根元のすき間に端糸を通し、湿らせてから締めます。
輪に2回通すことで、結び目にかかる力が分散され、クリンチノットより強くなりやすいとされています。

巻きつける回数は、多いほど強いんですか?

多ければいいわけではありません。細い糸は多め、太い糸は少なめが目安です。太い糸で巻きすぎると、うまく締まらずに逆に弱くなることがあります。
3. ユニノット|万能で覚えておくと便利
- 糸をサルカンの輪に通し、折り返す端糸を15cmほど出し、本線に沿わせるように折り返します。
- 輪を作る折り返した端糸で、本線と並ぶように輪を作ります。
- 輪の中に端糸を通しながら巻く輪の中を通すように、本線と端糸の2本に4〜5回巻きつけます。
- 端糸を引いて結び目を作る端糸を引いて結び目を小さくまとめます。
- 本線を引いてサルカンまで寄せる湿らせてから本線を引き、結び目をサルカンの輪まですべらせて締め込みます。
ユニノットは、サルカン、ハリ、ルアーなど、いろいろなものに使える万能の結び方です。結び目をすべらせて締めるので、太い糸でもしっかり締まります。
4. パロマーノット|PEラインにも強い
- 糸を二つ折りにする糸の先を15cmほど二つ折りにして、輪を作ります。
- 輪をサルカンの穴に通す二つ折りにした輪の部分を、サルカンの輪に通します。
- ひと結びする二重になった糸で、ゆるくひと結び(止め結び)をします。
- 輪にサルカンをくぐらせる先端の大きな輪に、サルカン全体をくぐらせます。
- 湿らせて締める本線と端糸を一緒に引いて締め、余った糸を切ります。
糸を二重にして結ぶので、強度が出やすく、すべりやすいPEラインでもほどけにくいのが特徴です。ただし、サルカン全体を輪にくぐらせるので、仕掛けがついた状態では結びにくくなります。
PEラインは、すべりやすく結び目がほどけやすい糸です。多くの釣りでは、PEラインの先にナイロンやフロロカーボンのリーダーを結び、そのリーダーにサルカンを結ぶのが一般的です。PEラインとリーダーの結び方は、別の記事で紹介しています。

釣り方別|サルカンを使う場所
サルカンは、釣り方によって使う場所が少しずつ違います。「道糸と何をつなぐか」を意識すると、結び方も選びやすくなります。
| 釣り方 | サルカンを使う場所 | よく使う種類 |
|---|---|---|
| サビキ釣り | 道糸とサビキ仕掛けの間 | スナップ付きサルカン |
| ちょい投げ | 天秤と仕掛けの間(天秤側についていることも多い) | スナップ付き・ローリング |
| ウキ釣り | 道糸とハリスの間 | 小さめのローリングスイベル |
| 船のエサ釣り | 天秤とハリスの間・クッションゴムの前後 | ローリング・タル型 |
| ルアー釣り | リーダーとルアーの間 | スナップ(サルカン付きも) |
ほどけない・切れないための5つのコツ
- 締める前に必ず湿らせる乾いたまま締めると、摩擦の熱で糸が傷み、切れやすくなります。
- ゆっくり、しっかり締め込む一気に引くより、ゆっくり力をかけて結び目を整えます。
- 端糸は少し残して切る根元ぎりぎりで切ると、すっぽ抜けの原因になります。2〜3mm残すのが目安です。
- 結んだら引っぱって確認する釣り場に出る前に、結び目を手で引いてチェックします。
- 結び目が白っぽくなったら結び直す締めるときに糸が傷むと、白く濁って見えることがあります。迷ったら結び直します。

家で練習するとき、何を使えばいいですか?

太めのナイロン糸とサルカンで練習すると、結び目の形が見やすくて覚えやすいです。慣れてきたら、実際に使う太さの糸で練習しましょう。
サルカンの種類とサイズの選び方
| 種類 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| ローリングスイベル | 回転がなめらかで、糸のよれを取りやすい | 多くの釣りの基本。仕掛けとの接続 |
| スナップ付きサルカン | 仕掛けやルアーをワンタッチで交換できる | サビキ・ちょい投げ・ルアー |
| パワースイベル(タル型) | 形がシンプルで安価 | エサ釣りの仕掛け作り |
| 三又サルカン | 3方向に糸をつなげる | 枝ハリスを出す仕掛け |
サルカンのサイズは「号数」で表されますが、メーカーによって号数と大きさの関係が違い、号数が小さいほど大きくなるものもあります。サイズを選ぶときは、パッケージに書かれた強度(kgやlb)を見て、使う糸の強さより少し強いものを選ぶのが基本です。

最初はいろいろなサイズが入った徳用パックや、スナップ付きのセットがあると便利です。釣りに合わせてサイズを使い分けられますよ。
エサ釣りの仕掛けを自作するなら、シンプルなタル型のサルカンも用意しておくと使い分けができます。

仕掛けや釣り方については、こちらの記事も参考にしてください。
サルカンの結び方に関するよくある質問
サルカンの結び方で一番強いのはどれですか?
糸の種類や太さで変わりますが、糸を二重にして結ぶパロマーノットや、輪に2回通すダブルクリンチノットは、強度が出やすい結び方です。大切なのは、結び方の種類より、正しく丁寧に締め込むことです。
サルカンの結び方で一番簡単なのは?
クリンチノットです。糸を通して巻きつけ、すき間に通して締めるだけなので、初心者でも覚えやすいです。
PEラインを直接サルカンに結んでもいいですか?
結ぶことはできますが、PEラインはすべりやすいので、パロマーノットなど二重にする結び方が向いています。多くの釣りでは、PEラインの先にリーダーをつけてからサルカンを結びます。
スナップ付きサルカンは何に使いますか?
仕掛けやルアーを、糸を切らずに交換できる金具です。サビキ釣りやちょい投げ、ルアー釣りで便利です。
サルカンは毎回新しいものに替えたほうがいいですか?
さびや変形がなければ再利用できます。ただし、回転が悪くなったり、さびが出たりしたものは交換しましょう。
まとめ|サルカンの結び方は「確実に結べる1つ」を決める
- 初心者はクリンチノットかユニノットから覚える
- 強度を上げたいならダブルクリンチノット、PEラインならパロマーノット
- 締める前に湿らせ、ゆっくり締め込むのがほどけないコツ
- サルカンのサイズは号数よりパッケージの強度で選ぶ
- スナップ付きサルカンがあると、仕掛けの交換が簡単になる
サルカンの結び方は、釣りの基本中の基本です。家で何度か練習して、釣り場で迷わず結べるようにしておきましょう。
