「いろいろな魚が釣れる船釣りをしてみたい」「五目釣りって何を用意すればいいの?エサは?」。1種類の魚にこだわらず、その日釣れる魚を楽しむ五目釣りは、初心者や家族連れにも人気の船釣りです。
私は静岡で、船のエサ釣りを中心に釣りをしていました。太刀魚、真鯛、深場のアコウダイ、ヤリイカ、スルメイカなど、静岡の海では、船からいろいろな種類の魚を狙えました。この記事では、五目釣りのエサと仕掛け、楽しみ方の基本をまとめます。
- 五目釣りとはどんな釣りか
- 五目釣りの主なスタイルと、使うエサ・仕掛け
- 釣れる魚と、たくさんの種類を釣るコツ
- 毒のある魚など、五目釣りならではの注意点
五目釣りは、地域や船宿によって狙う魚も釣り方も大きく違います。この記事の仕掛けやエサは一般的な目安です。実際に乗るときは、予約した船宿で「どんな五目釣りか」「何を用意すればいいか」を必ず確認してください。

五目釣りって、5種類の魚を釣るってこと?

「5種類」に限らず、いろいろな魚を釣る釣りのことを五目釣りと呼ぶことが多いです。何が釣れるか分からないワクワク感が魅力ですよ。
結論|五目釣りは「船宿のスタイル」に合わせてエサと仕掛けを選ぶ
五目釣りは、船宿によってスタイルがかなり違います。代表的なスタイルは次のとおりです。
| スタイル | 仕掛け | 主なエサ | 釣れる魚の例 |
|---|---|---|---|
| コマセ五目 | ビシ+天秤+2〜3本針の仕掛け | オキアミ、擬似餌付き仕掛け | アジ、サバ、イサキ、タカベ、メジナなど |
| 根魚五目 | 胴突き仕掛け(2〜3本針) | サバやイカの切り身、オキアミ、イソメなど | カサゴ、メバル、カワハギ、ベラなど |
| リレー五目 | 時間帯でスタイルを切り替える | 釣り物に合わせる | アジからの泳がせ、など |
ポイントは、「どのスタイルの五目釣りか」を予約の段階で確認することです。それによって、用意する仕掛けもエサも変わります。
五目釣りは、1種類の魚が釣れなくても、ほかの魚で楽しめるのが魅力です。釣れる魚が多いほどクーラーボックスがにぎやかになり、家族へのお土産にもなります。
五目釣りとはどんな釣り?
五目釣りは、特定の魚だけを狙うのではなく、その日その場所で釣れるいろいろな魚を楽しむ釣りです。「五目ご飯」のように、いろいろな具(魚)が入っているイメージです。
- 初心者に向いている:釣れる魚の種類が多いので、ボウズ(1匹も釣れないこと)になりにくいと言われる
- 家族連れに人気:子どもでも釣れる小型の魚が多く、飽きにくい
- 船宿によって内容が違う:「アジ・サバ中心」「根魚中心」など、船宿ごとに特色がある

五目釣りのエサの種類と使い分け
五目釣りでは、狙う魚によってエサを使い分けます。代表的なエサと、合う魚をまとめます。
| エサ | 特徴 | 合う魚の例 |
|---|---|---|
| オキアミ | コマセ釣りの定番。いろいろな魚が食べる | アジ、イサキ、メジナ、タイの仲間など |
| サバ・イカの切り身(短冊) | エサ持ちがよく、根魚に強い | カサゴ、メバル、ソイなど |
| イソメ類 | 動きと匂いでアピール | アジ、カサゴ、カワハギ、ベラなど |
| アサリのむき身 | カワハギ釣りの定番 | カワハギ |
| 擬似餌(ウイリー・サビキ) | エサ付けの手間が少ない | アジ、サバ、イサキなど |
五目釣りでは、エサを2種類以上用意しておくと、その日に反応のいいエサを探せます。船宿でエサが用意される場合も、追加で持ち込んでいいか確認してみましょう。
五目釣りの仕掛けと道具(一般的な目安)
コマセ五目の場合
| 道具 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 竿・リール | 船用のライトな竿と、小型の両軸リール |
| ビシ | 船宿の指定の号数 |
| 仕掛け | ハリス2〜3号前後、2〜3本針(擬似餌付きのものも) |
| エサ | オキアミ(コマセと付けエサ) |
根魚五目の場合
| 道具 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 竿・リール | 船用の竿と、小型の両軸リール |
| オモリ | 船宿の指定の号数 |
| 仕掛け | 胴突き仕掛け(2〜3本針) |
| エサ | サバ・イカの切り身、オキアミ、イソメなど |
道具は、船宿のレンタルを使えば一式そろうことも多いです。初めてなら、まずレンタルで試してみるのがおすすめです。

エサの付け方って、魚ごとに違うの?

基本は「針先を少し出して、まっすぐ付ける」です。切り身は皮側から端に刺す、オキアミは尾を切って刺す、と覚えておけば、五目釣りのほとんどの場面で困りません。

いろいろな魚を釣るためのコツ
1. タナを変えてみる
魚によって、泳いでいる深さが違います。中層で群れる魚もいれば、海底近くにいる魚もいます。アタリがないときは、船長の指示の範囲でタナを少しずつ変えてみると、別の魚に出会えることがあります。
2. 針ごとにエサを変える
2〜3本針の仕掛けなら、針ごとに違うエサを付けると、どのエサに反応がいいか分かります。反応のいいエサが分かったら、そのエサに合わせていきます。釣れた魚の種類を見て、次に付けるエサを考えるのも五目釣りの面白さです。
3. 周りの人の釣り方を見る
隣の人がよく釣れているなら、タナやエサ、誘い方を参考にしましょう。船の上では、情報交換も楽しみのひとつです。
4. 根掛かりに注意する
根魚を狙うときは、岩場の近くを探るので根掛かりしやすくなります。オモリを底に着けたらすぐに少し持ち上げ、予備の仕掛けを多めに用意しておきましょう。
五目釣りで気をつけたい「毒のある魚」
五目釣りでは、さまざまな魚が釣れるぶん、ヒレやトゲに毒を持つ魚が混じることもあります。見慣れない魚は素手で触らず、フィッシュグリップを使って、船長やスタッフに確認しましょう。
| 注意したい魚の例 | 注意点 |
|---|---|
| ハオコゼ | 背びれのトゲに毒がある小さな魚 |
| アイゴ | ヒレのトゲに毒がある |
| ゴンズイ | ヒレのトゲに毒がある。群れで釣れることがある |
| ミノカサゴ | 長いヒレのトゲに毒がある |
| フグの仲間 | 体内に毒を持つ種類がある。自分でさばいて食べない |
刺されてしまったら、すぐに船長やスタッフに伝えましょう。症状が強い場合や痛みが引かない場合は、医療機関を受診してください。

初心者がやりがちな失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| どの五目釣りか確認せずに乗る | 予約時に、スタイルと必要な道具・エサを確認する |
| エサが1種類しかない | 2種類以上用意して、反応を見比べる |
| 毒のある魚を素手でつかむ | 見慣れない魚はフィッシュグリップを使い、船長に確認 |
| 予備の仕掛けが足りない | 根掛かりや絡みを考えて、多めに持っていく |
| 釣った魚の種類が分からない | 船長やスタッフに聞く。食べ方も教えてもらえることがある |
五目釣りの船宿の選び方
同じ「五目釣り」でも、船宿によって中身が違います。船宿を選ぶときは、次の点を見比べるとイメージしやすくなります。
- 最近の釣果情報:どんな魚が、どのくらい釣れているか。狙いたい魚が入っているか
- レンタルの内容:竿・リール・仕掛けまで借りられるか
- エサの用意:船でエサが用意されるか、持ち込みが必要か
- 出船時間:半日の便があるか。家族の予定と合わせやすいか
- 初心者への対応:初めての人に仕掛けの準備などを教えてくれるか
予約の電話やメールで「初めてです」「子どもも一緒です」と伝えると、必要なものを教えてもらえることが多いです。遠慮せずに相談してみましょう。
季節ごとの五目釣りの傾向
五目釣りで釣れる魚は、季節によっても変わります。一般的に言われている傾向をまとめます。
| 季節 | 釣れることが多い魚の例(一般論) |
|---|---|
| 春 | メバル、カサゴなどの根魚、アジ |
| 夏 | イサキ、アジ、サバ、タカベ |
| 秋 | アジ、サバ、カワハギ、小型の青物 |
| 冬 | カサゴ、メバルなどの根魚、アジ |
※地域や年によって大きく違います。船宿の釣果情報を確認するのが確実です。
釣れた魚の食べ方
五目釣りの楽しみのひとつが、いろいろな魚を食べ比べられることです。魚ごとの代表的な食べ方をまとめます。
| 魚 | おすすめの食べ方 |
|---|---|
| アジ | 刺身、なめろう、アジフライ |
| サバ | 塩焼き、味噌煮(生食はアニサキスに注意) |
| イサキ | 刺身、塩焼き |
| カサゴ・メバル | 煮付け、唐揚げ、味噌汁 |
| カワハギ | 刺身の肝和え、鍋 |
小型の魚が多いときは、唐揚げや南蛮漬けにすると、骨まで食べやすくなります。持ち帰る量は、食べきれる分にしておくのもマナーのひとつです。
五目釣りは家族連れにもおすすめ
五目釣りは、小型の魚がよく釣れるので、子どもでも「釣れた!」を体験しやすい釣りです。家族で船釣りを楽しみたいときの候補にもなります。
- 子どもの乗船ができるか確認する:年齢の条件や、子ども用ライフジャケットの貸し出しがあるか
- 半日の便を選ぶ:子どもが疲れにくく、船酔いのリスクも抑えられる
- トイレの有無を確認する:船によってはトイレがないこともある
- 飽きたときのための準備:飲み物やおやつ、日よけを用意しておく
初めて五目釣りの船に乗るときの準備
- 船宿に予約して、五目釣りのスタイルを確認するコマセか胴突きか、エサと仕掛け、レンタルの有無を聞きます。
- エサを複数用意する船で用意されるエサに加えて、持ち込めるなら別のエサも用意します。
- フィッシュグリップと手袋を用意する毒のある魚への備えです。
- クーラーボックスと氷を用意するいろいろな魚を持ち帰れるよう、余裕のあるサイズにします。
釣りの道具や釣り方については、こちらの記事も参考にしてください。
五目釣り(船)に関するよくある質問
五目釣りのエサは何を用意すればいいですか?
船宿のスタイルによって違います。コマセ五目ならオキアミ、根魚五目ならサバやイカの切り身、オキアミ、イソメなどが一般的です。予約時に確認し、できれば2種類以上用意しておくと安心です。
五目釣りは初心者でも楽しめますか?
楽しめます。釣れる魚の種類が多く、小型の魚もよく釣れるので、初めての船釣りにも向いています。道具はレンタルを使えば一式そろうことが多いです。
五目釣りでは何が釣れますか?
地域や季節、船宿によって違います。アジ、サバ、イサキ、カサゴ、メバル、カワハギ、ベラなどが代表的です。何が釣れるかは、船宿の釣果情報を見ると分かりやすいです。
釣れた魚の名前が分からないときは?
船長やスタッフに聞くのが確実です。毒のある魚や、食べられない魚が混じることもあるので、分からない魚は素手で触らないようにしましょう。
子どもと一緒に乗れますか?
子どもの乗船を受け付けている船宿もあります。年齢の条件や、子ども用ライフジャケットの貸し出しの有無を、予約時に確認してください。
釣った魚は全部持ち帰っていいですか?
地域や船宿によっては、魚の大きさや数に関するルールがあることもあります。小さすぎる魚はリリースする、食べきれる分だけ持ち帰るなど、船宿の方針に従いましょう。
まとめ|五目釣りは「何が釣れるか分からない」を楽しむ
- 五目釣りは、いろいろな魚を楽しむ船釣り。船宿によってスタイルが違う
- コマセ五目はオキアミ、根魚五目は切り身やイソメなどがエサの中心
- エサは2種類以上用意し、タナを変えながら反応を探る
- 毒のある魚が混じることも。見慣れない魚は素手で触らない
- スタイル・エサ・仕掛けは、必ず予約時に船宿で確認する
五目釣りは、船釣りの楽しさを気軽に味わえる釣りです。まずは近くの船宿の五目釣りから、船釣りを始めてみてください。
