陸からヒラメを泳がせで釣る方法|堤防・サーフの仕掛けとコツ

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「船に乗らなくても、陸からヒラメは狙えるの?」「堤防やサーフで泳がせ釣りをしてみたい」。ヒラメの泳がせ釣りは船のイメージが強いですが、堤防やサーフなど、陸からでも狙える釣りです。

私は静岡の船で、サビキで釣った小アジを使ったヒラメの泳がせ釣りをしてきました。最大は77cmです。この記事では、その経験をふまえつつ、陸からヒラメを泳がせで狙うときの場所・時期・仕掛け・エサの確保・アワセのコツを、一般的な方法としてまとめます。陸からの釣りは私の体験ではないので、船との違いがわかるように書き分けます。

この記事でわかること
  • 陸からヒラメを泳がせで狙える場所と時期
  • ぶっこみ(底)とウキ、2つの泳がせ仕掛け
  • エサの小アジ・イワシの確保と生かし方
  • アタリからアワセ・取り込みまでのコツ
タクミ
タクミ

陸からだと、船よりずっと釣れにくいんじゃないですか?

ガイ
ガイ

船は、船長が魚のいる場所まで連れて行ってくれるので有利です。陸からは、エサになる小魚が岸に寄っているタイミングをつかめるかが大切になります。小魚が回ってくる時期と場所がわかれば、陸からでも十分チャンスがありますよ。

目次

結論|陸からの泳がせは「小魚が寄る場所と時期」に合わせる

ポイント内容
場所小魚が集まる堤防の先端・船道、砂地が広がる堤防、サーフの離岸流まわり
時期イワシや小アジが岸に寄る時期(地域によるが、秋〜冬が狙われることが多い)
仕掛け底を狙う「ぶっこみ泳がせ」か、ウキで流す「ウキ泳がせ」
エサその場でサビキで釣った小アジ・イワシが基本
アワセ「ヒラメ40」の言葉どおり、あせらず食い込むまで待つ

ヒラメは、海底にひそんで泳いでくる小魚を下から襲って食べる魚です。陸からの泳がせ釣りでは、エサの小魚が岸近くに回ってくる時期に、その小魚を追ってヒラメが近づいてくるタイミングを狙います。

POINT

陸っぱりの泳がせ釣りは、「サビキで小魚が釣れているかどうか」が大きな目安になります。サビキで小アジやイワシが釣れている堤防は、ヒラメや青物が回ってくる可能性があります。

船と陸の泳がせ釣りの違い

比較船陸(堤防・サーフ)
ポイント船長が魚のいる場所へ移動自分で場所を選ぶ。回遊を待つ
オモリ重め(船の指定。私は100号くらいを使っていた)軽め(10〜30号前後が多い)
エサの確保船でサビキ、または船宿が用意自分でサビキで釣る。釣れないと始まらない
釣れる確率比較的高い回遊しだい。待つ時間が長くなりやすい
手軽さ予約・乗船料が必要思い立ったら行ける

※オモリの号数は一般的な目安です。

ユイ
ユイ

エサって、お店で買えないんですか?

ガイ
ガイ

釣具店によっては活きエサを売っていることもありますが、どこでも手に入るわけではありません。陸からの泳がせは、その場でサビキで小魚を釣って、それをエサにするのが一般的です。私の船の泳がせ釣りも、まずサビキでエサを釣るところから始まっていました。

陸からヒラメを狙える場所

堤防

  • 堤防の先端:潮通しがよく、小魚が回ってきやすい
  • 船道(船の通り道):まわりより深く、魚の通り道になりやすい
  • 足元が砂地の堤防:ヒラメは砂地を好むので、岩場より砂地の多い場所がねらい目
  • サビキ釣りの人が多い場所:小魚が回っているサインでもある

サーフ(砂浜)

  • 離岸流のまわり:エサが集まりやすいと言われる
  • 河口まわり:小魚が集まりやすい
  • かけ上がり:急に深くなる場所に、ヒラメがつきやすい

サーフで泳がせ釣りをする場合、エサの確保が難しいこともあります。近くの堤防でエサを釣ってから移動する、エサが釣れる堤防で泳がせる、などの工夫が必要です。

釣り場のルールを確認

堤防によっては、立入禁止・釣り禁止・投げ釣り禁止の場所があります。漁港では、漁業者の作業のじゃまにならないようにしましょう。

陸からの泳がせ仕掛け

1. ぶっこみ泳がせ(底狙い)

オモリで仕掛けを海底に沈め、底の少し上でエサを泳がせる方法です。ヒラメは底にいるので、陸からの泳がせではこちらが基本になります。

道具一般的な目安
竿磯竿3〜4号、または投げ竿・ショアジギングロッドなど。3〜4.5m前後
リールスピニングリール3000〜4000番前後
道糸ナイロン4〜5号前後、またはPE1.5〜2号前後
オモリ10〜30号前後(潮の速さで調整)
ハリスフロロカーボン5〜6号前後、長さ1m前後
針親針+孫針の2本針(市販のヒラメ泳がせ仕掛けが手軽)

※数値は一般的な目安です。釣り場や狙うサイズで変わります。

2. ウキ泳がせ

ウキをつけて、エサを一定の深さで泳がせる方法です。ウキ下(ウキから針までの長さ)を、底から少し上になるように調整します。ウキの動きでアタリがわかりやすく、青物が回ってきたときにも対応しやすいのが特徴です。

エサの確保と生かし方

  1. サビキで小魚を釣るまずサビキ仕掛けで、小アジやイワシを釣ります。10〜15cmくらいの元気な魚がエサに向きます。
  2. エアーポンプつきのバケツで生かす釣った小魚は、海水を入れたバケツにエアーポンプ(ブクブク)をつけて生かします。水はこまめに入れ替えます。
  3. 弱らせない素手で長くさわると弱りやすいので、ぬらしたタオルで持つなど、手早く扱います。
  4. 多めに確保するエサが弱ったら交換するので、ある程度の数を確保してから泳がせを始めます。

エサのつけ方

  • 親針:鼻の穴や上あごに掛ける。泳ぎをじゃましにくい
  • 孫針:背中のあたりに軽く掛ける。ヒラメがエサの体をくわえたときに掛かりやすい
船の泳がせ釣りをしてきた立場からの本音

私が船でやっていたヒラメの泳がせ釣りも、まずサビキで小アジや小サバを釣るところから始まっていました。エサの小魚が確保できないと、ヒラメを狙う時間そのものが短くなってしまいます。陸からでも、サビキの段階から釣りはもう始まっていると考えておくのが大切です。

アタリからアワセ・取り込みまで

  1. 前アタリを感じるエサの小魚がヒラメに気づいて逃げようとすると、竿先がぴくぴくと震えたり、ウキが不自然に動いたりします。
  2. あせらず待つヒラメは、エサをくわえてから少しずつ飲みこむといわれます。「ヒラメ40(しじゅう)」という言葉のとおり、すぐにアワせずに待ちます。
  3. 竿先が大きく入ったらアワせる竿先がぐっと引きこまれたり、ウキが沈んだまま戻らなくなったりしたら、竿を立ててアワせます。
  4. 一定の速さで巻く途中でラインをゆるめないよう、一定の速さで巻き上げます。
  5. タモ(網)で取り込む堤防では、足元まで寄せたらタモですくいます。大きなヒラメを抜き上げるのは、ラインが切れる原因になります。

釣れやすい条件の考え方

陸からの泳がせ釣りは、条件がそろうかどうかで結果が大きく変わります。次のような条件を目安に、釣行日や時間を決めてみましょう。

条件考え方(一般的な傾向)
小魚の回遊サビキで小アジやイワシが釣れている時期・場所はチャンス
潮の動き潮が動いている時間は、魚の活性が上がりやすいと言われる
水の色すみすぎず、にごりすぎない水色がよいとされることが多い
波・風適度な波はよいとされるが、高波の日は安全を優先して中止
時間帯朝マヅメ・夕マヅメ。夜に狙う人もいる

条件がよくても、ヒラメが回ってこなければ釣れないのが陸っぱりのむずかしさです。1回で結果を求めすぎず、同じ釣り場に何度か通って、小魚が回る時間やタイミングを覚えていくことが、釣果への近道になります。

また、泳がせ釣りは待つ時間が長くなりがちです。竿を置いて待つ場合は、竿が海に引きこまれないように固定することも忘れないようにしましょう。竿立てや、ロープで竿をつないでおく方法があります。

陸からの泳がせ釣りの持ち物

  • 泳がせ用の竿・リール・仕掛け
  • サビキ用の竿・仕掛け・コマセ(エサ用の小魚を釣るため)
  • エアーポンプつきのバケツ(活かしバケツ)
  • 水くみバケツ(ロープつき)
  • タモ(玉網):柄の長さは足場の高さに合わせる
  • フィッシュグリップ・プライヤー・ハサミ
  • クーラーボックス・締め用のナイフ
  • ライフジャケット・滑りにくい靴

陸からの泳がせでよくある失敗

  • アワセが早すぎる:エサだけ取られて、針が掛からない
  • エサが弱っている:泳ぎの悪いエサには、ヒラメが食いつきにくい
  • タモを持っていない:足場の高い堤防では、大物を取り込めない
  • 根がかり:岩場の多い場所では、オモリや仕掛けが引っかかりやすい
  • エサが確保できない:サビキで小魚が釣れない日は、泳がせを始められない

釣りの道具や釣り方については、こちらの記事も参考にしてください。

陸からのヒラメ泳がせに関するよくある質問

陸からヒラメを泳がせで釣るベストな時期はいつですか?

地域によって違いますが、エサになるイワシや小アジが岸に寄る時期がチャンスです。秋から冬にかけて狙われることが多いですが、地元の釣具店の釣果情報を確認するのが確実です。

エサは冷凍のアジでも釣れますか?

ヒラメは泳いでいる小魚に反応しやすいので、泳がせ釣りでは生きたエサが基本です。冷凍エサを使う場合は、泳がせではなく別の釣り方になります。

時間帯はいつがいいですか?

朝マヅメや夕マヅメは、小魚もヒラメも活発になりやすいと言われます。ただし、小魚が回ってくる時間は日によって違うので、サビキの釣れ具合も目安にしましょう。

ヒラメ以外に何が釣れますか?

マゴチ、青物(イナダ・ワカシなど)、スズキ、ハタの仲間などが掛かることがあります。仕掛けは、思わぬ大物に備えて太めにしておくと安心です。

小さいヒラメが釣れたらどうすればいいですか?

地域によっては、ヒラメに持ち帰りのサイズ制限があります。制限より小さいものや、食べきれない分は、なるべく早く海に戻しましょう。

竿は何本出してもいいですか?

釣り場のルールや混み具合によります。混んでいる堤防で何本も竿を出すと、まわりの迷惑やオマツリの原因になります。泳がせ用とサビキ用の2本くらいにして、まわりの状況に合わせましょう。

ルアーと泳がせ、どちらが陸からヒラメを釣りやすいですか?

一概にはいえません。泳がせは生きた小魚を使うのでヒラメが食いつきやすい一方、エサの確保に手間がかかります。ルアーは広い範囲を探れて手軽です。小魚が確保できる日は泳がせ、できない日はルアー、と使い分ける人もいます。

まとめ|陸からの泳がせは「エサの小魚」と「待つ力」

この記事のまとめ
  • 陸からでも、堤防やサーフでヒラメの泳がせ釣りはできる
  • エサの小魚が岸に寄る時期・場所を狙うのがポイント
  • 仕掛けは、底を狙うぶっこみ泳がせと、ウキ泳がせの2つ
  • エサはサビキで釣り、エアーポンプで元気に生かしておく
  • アタリがあってもあせらず、食い込んでからアワせる

陸からの泳がせ釣りは、エサを釣るところから始まる、手間のかかる釣りです。そのぶん、ヒラメが食いついた瞬間の喜びは格別です。まずは、サビキで小魚が釣れている堤防を探すところから始めてみてください。

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