「子どもと一緒に、堤防で釣りをしてみたい」「サビキ釣りって何を用意すればいい?」。イワシ、サッパ、アジ、サバが次々に釣れる堤防のサビキ釣りは、釣りデビューにいちばんおすすめの釣り方です。
私は静岡で釣りをしてきて、船の上でもサビキで小アジや小サバを釣り、ヒラメの泳がせのエサにしていました。サビキは、仕掛けがシンプルで、群れに当たれば初心者や子どもでも次々に釣れる釣りです。この記事では、堤防のサビキ釣りの道具・エサ・釣り方をまとめます。
- 堤防のサビキで釣れる魚(イワシ・サッパ・アジ・サバ)の特徴
- サビキ釣りに必要な道具とエサ(アミエビ)
- たくさん釣るためのタナ(深さ)の合わせ方と時間帯
- 子ども連れで楽しむコツと、釣った魚の持ち帰り方
堤防には、釣り禁止の場所や立入禁止の場所があります。看板や地域のルールを必ず確認し、ライフジャケットを着用して楽しみましょう。この記事の道具や仕掛けのサイズは一般的な目安です。

子どもと釣りに行くなら、何の釣りがいいかな?

まずは堤防のサビキ釣りがおすすめです。群れが来れば、子どもでも何匹も釣れて、「釣れた!」をたくさん体験できますよ。
結論|堤防のサビキは「アミエビ+群れのタナ+時間帯」
先に結論です。堤防のサビキ釣りで大事なのは、次の3つです。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| エサ | アミエビ(小さなエビ)をカゴに入れて、魚を寄せる |
| タナ(深さ) | 群れのいる深さに仕掛けを合わせる。釣れた深さを覚えておく |
| 時間帯 | 朝マヅメ・夕マヅメに群れが回ってきやすい |
サビキ釣りは、回ってきた群れを、アミエビで足止めして釣る釣りです。群れがいないときはなかなか釣れませんが、群れが来ると一気に釣れ始めます。
サビキ釣りは「群れ待ち」の釣りです。釣れない時間があっても、アミエビを切らさずにまき続けることで、回ってきた群れを足止めしやすくなります。
堤防のサビキで釣れる魚
| 魚 | 特徴 | おすすめの食べ方 |
|---|---|---|
| イワシ | 大きな群れで回ってくる。一度に何匹も掛かることも | 唐揚げ、つみれ、オイルサーディン |
| サッパ | 平たい体の小魚。岡山などでは「ママカリ」と呼ばれる | 酢漬け、南蛮漬け、唐揚げ |
| アジ | サビキの代表的なターゲット。サイズもさまざま | 唐揚げ、南蛮漬け、アジフライ、刺身 |
| サバ | 引きが強く、子どもも大喜び | 塩焼き、竜田揚げ(生食はアニサキスに注意) |
ほかにも、コノシロ、ウミタナゴ、小型のメバルなどが釣れることもあります。何が釣れるか分からない楽しさも、サビキ釣りの魅力です。

サビキ釣りに必要な道具(一般的な目安)
| 道具 | 一般的な目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 竿 | 磯竿やちょい投げ竿、のべ竿(2〜4m前後) | 足元を狙うなら扱いやすい長さで十分 |
| リール | 小型のスピニングリール(2000〜3000番前後) | リール付きの「サビキセット」も便利 |
| 道糸 | ナイロン2〜3号前後 | 扱いやすく、絡みにくい |
| サビキ仕掛け | 針の大きさは魚のサイズに合わせる | 小さな魚が多いときは小さめの針 |
| カゴ・オモリ | 上カゴ式・下カゴ式のどちらか | 仕掛けの説明に合わせる |
| エサ | アミエビ(冷凍ブロックやチューブ入り) | チューブ入りは手が汚れにくい |
| その他 | バケツ、スプーン、タオル、クーラーボックス、ライフジャケット | 水くみ用のロープ付きバケツがあると便利 |
サビキ仕掛けの針の大きさの目安
| 釣れている魚のサイズ | 針の大きさの目安 |
|---|---|
| 5〜10cm前後の小魚(豆アジ・小イワシなど) | 3〜4号前後 |
| 10〜20cm前後 | 5〜6号前後 |
| 20cm以上 | 7〜8号前後 |
※一般的な目安です。釣具店で「今どのくらいのサイズが釣れているか」を聞くと選びやすくなります。
エサのアミエビの使い方
サビキ釣りのエサは、アミエビという小さなエビです。カゴに詰めて海に入れると、少しずつ煙のように広がり、魚を寄せます。
- 冷凍ブロック:量が多く安いことが多い。解凍の手間があり、においや汚れも出やすい
- チューブ入り:手を汚さずにカゴに入れられる。子ども連れや初めての人に便利
カゴには8分目くらいまで入れるのが目安です。ぎゅうぎゅうに詰めると、海の中でうまく出ていきません。
私は船の上で、ヒラメの泳がせ釣りの前にサビキで小アジや小サバを釣って、エサにしていました。サビキの段階でどれだけ数を確保できるかで、そのあとの釣りの時間が変わるので、サビキは地味ですが大事な釣りでした。堤防でも船でも、サビキは「群れが来たときに、どれだけ手早く釣れるか」がポイントになる釣りです。

上カゴと下カゴって、どっちがいいの?

上カゴは仕掛けの上、下カゴは仕掛けの下にカゴが付くタイプです。足元をまっすぐ落とす釣りなら、どちらでも楽しめます。仕掛けのパッケージに合うカゴの種類が書いてあるので、それに合わせましょう。

サビキ釣りのやり方
- カゴにアミエビを入れるスプーンやチューブで、カゴの8分目くらいまで入れます。
- 足元にまっすぐ落とす堤防の真下に仕掛けを落とします。遠くに投げる必要はありません。
- 竿を軽く上下させる竿を2〜3回、軽く上下させて、カゴからアミエビを出します。
- 止めて待つアミエビの煙の中にサビキが漂うように、竿を止めて待ちます。
- ブルブルと来たら、少し待ってから巻く1匹掛かったら、少し待つとほかの針にも掛かる「追い食い」が期待できます。
- 魚を外して、アミエビを補充するカゴのアミエビがなくなったら補充して、同じ深さに落とします。
たくさん釣るためのコツ
1. 群れのいる深さを探す
魚が泳いでいる深さ(タナ)は、時間や日によって変わります。最初は底近くから、少しずつ上げながら探し、釣れた深さを覚えて、次もその深さに合わせるのが基本です。道糸に目印を付けたり、リールを何回巻いたかを数えたりすると、同じ深さに合わせやすくなります。
2. 朝マヅメ・夕マヅメを狙う
サビキで釣れる魚は、朝夕の薄暗い時間に岸近くに回ってくることが多いと言われます。日中でも釣れることはありますが、朝夕のほうが群れに当たる確率が上がります。
3. アミエビを切らさない
群れが来ていないときも、アミエビをまき続けることで、回ってきた群れを足止めしやすくなります。周りの人と一緒にまくと、群れが寄りやすいとも言われます。アミエビは多めに持っていくと、途中でなくなって困ることがありません。
4. 群れが来たら手早く
群れは、しばらくすると移動してしまいます。群れがいる間に、魚を外してすぐに次を落とすのが、たくさん釣るコツです。魚を外すときは、仕掛けをピンと張った状態で1匹ずつ外すと、仕掛けが絡みにくくなります。絡んでしまったら、無理にほどかずに新しい仕掛けに交換するほうが、結果的に早く釣りに戻れます。

サビキ釣りの釣り場の選び方
サビキ釣りは、魚の群れが回ってくる場所を選ぶことが大切です。釣り場を選ぶときのポイントをまとめます。
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| 足元に水深がある堤防 | 群れが岸近くまで回ってきやすい |
| 潮通しのいい堤防の先端付近 | 新しい海水が入り、魚が回りやすいと言われる |
| 海釣り公園 | 柵やトイレがあり、子ども連れでも安心。釣果情報を出しているところも多い |
| 釣具店で情報を聞く | 「今どこで何が釣れているか」を教えてもらえることがある |
人気の釣り場は、休日の朝は混み合います。早めに到着して場所を確保するか、少し離れた空いている場所を選ぶと、ゆったり楽しめます。駐車場や釣り禁止の区域も、事前に確認しておきましょう。
子ども連れで楽しむコツ
- ライフジャケットは必ず着る:子ども用のサイズの合ったものを用意する
- 柵のある釣り場を選ぶ:海釣り公園など、安全設備が整った場所が安心
- チューブ入りのアミエビを使う:手が汚れにくく、子どもでも扱いやすい
- 針の扱いは大人が手伝う:サビキは針が多いので、魚を外すのは大人が手伝う
- 短い時間で切り上げる:飽きる前に帰るくらいがちょうどいい
サビキ釣りのマナー
アミエビは、堤防に残るとにおいや汚れの原因になります。帰る前に、水をくんだバケツで足元をきれいに流しましょう。釣り糸や仕掛けなどのゴミも必ず持ち帰ります。マナー違反が続くと、釣り禁止になる堤防もあります。
初心者がやりがちな失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 針が大きすぎて釣れない | 釣れている魚のサイズに合わせて、小さめの針も用意する |
| タナが合っていない | 底から少しずつ上げて探し、釣れた深さを覚える |
| 仕掛けがすぐに絡む | 魚を外すときは仕掛けをピンと張り、予備の仕掛けを多めに持つ |
| 日中だけ釣りをして釣れない | 朝マヅメ・夕マヅメを狙う |
| アミエビで堤防を汚したまま帰る | 帰る前に水で流す |
釣った魚の持ち帰り方
サビキで釣れる小魚は、傷みやすい魚が多いです。釣ったらすぐに、氷を入れたクーラーボックスで冷やしましょう。特にイワシとサバは傷みやすいと言われます。
サバなどの魚には、アニサキスという寄生虫がいることがあります。厚生労働省は、予防法として、加熱や冷凍(マイナス20度で24時間以上)をあげています。生で食べる場合は特に注意してください。
釣りの道具や釣り方については、こちらの記事も参考にしてください。
堤防のサビキ釣りに関するよくある質問
サビキ釣りのエサは何を使いますか?
アミエビという小さなエビを使います。冷凍ブロックやチューブ入りのものが釣具店で売られています。子ども連れなら、手が汚れにくいチューブ入りが便利です。
サビキ釣りに適した時間帯は?
朝マヅメ(日の出前後)と夕マヅメ(日の入り前後)が狙い目と言われます。群れが回ってくる時間帯なので、この時間に合わせて行くと釣れる確率が上がります。
サビキ仕掛けの針は何号を選べばいいですか?
釣れている魚のサイズに合わせます。小さな魚が多い時期は3〜4号前後、20cm前後の魚なら6〜8号前後が目安です。釣具店で最近の釣れているサイズを聞くと選びやすくなります。
サッパとは何ですか?
ニシンの仲間の平たい小魚で、岡山などでは「ママカリ」と呼ばれます。酢漬けや南蛮漬けにするとおいしく食べられます。
子どもと一緒でも大丈夫ですか?
サビキ釣りは子どもにもおすすめの釣りです。ライフジャケットを必ず着用し、柵のある海釣り公園などの安全な場所を選びましょう。針の扱いは大人が手伝うと安心です。
釣れないときはどうすればいいですか?
タナを変える、針を小さくする、アミエビをこまめにまく、時間帯を変えるなどを試してみましょう。周りで釣れている人がいれば、深さや仕掛けを参考にするのもおすすめです。
まとめ|サビキは釣りデビューに最適
- 堤防のサビキでは、イワシ・サッパ・アジ・サバなどが釣れる
- アミエビをカゴに8分目入れて、足元に落として魚を寄せる
- 釣れた深さを覚え、朝マヅメ・夕マヅメを狙う
- 子ども連れはライフジャケット必須。針の扱いは大人が手伝う
- 釣った魚はすぐに冷やし、帰る前に堤防をきれいに流す
サビキ釣りは、釣りの楽しさを手軽に味わえる釣りです。家族で、近くの堤防や海釣り公園から始めてみてください。
