「電動リールが欲しいけど、どれを選べばいい?」「ダイワとシマノ、何が違うの?」。船釣りを続けていると、深いところから仕掛けを巻き上げる電動リールが気になってきますよね。ただ、値段は数万円から十数万円と幅が広く、選び方を間違えると「重すぎる」「パワーが足りない」ということになりがちです。
私は静岡で、太刀魚や真鯛、ヤリイカ・スルメイカ、深場のアコウダイなど、船のエサ釣りを中心に楽しんできました。この記事では、船釣り用の電動リールの選び方と、ダイワ・シマノのおすすめ7選を、狙う魚と水深に合わせて比較します。
※本記事はプロモーションを含みます。
- 電動リールを選ぶ5つのポイント
- 狙う魚・水深別の電動リールの大きさの目安
- ダイワ・シマノのおすすめ電動リール7選の比較表
- バッテリーや竿など、あわせて必要になるもの
この記事のおすすめ順は、Amazonでの売れ筋・レビューの数と評価・メーカーの仕様をもとにした、この記事独自の目安です(2026年10月時点で確認)。仕様はモデルチェンジで変わることがあるため、購入前に各メーカーの公式サイトで確認してください。

電動リールって高いですよね。いちばん大きいのを1台買えば、何でも釣れますか?

それが落とし穴なんです。大きい電動リールは深場に強い反面、重くて、浅場の釣りでは持っているだけで疲れます。よく行く釣り物と水深に合わせて選ぶのが、いちばん失敗しにくいですよ。
結論|狙う魚と水深で選ぶおすすめ電動リール
先に、狙う魚ごとのおすすめをまとめます。まずは「自分がいちばん行く釣り物」の行を見てください。
| よく行く釣り | 大きさの目安 | おすすめ |
|---|---|---|
| アジ・イサキ・タチウオなど浅場〜中深場のライトな釣り | 小型(PE2号が300m前後) | ダイワ 23レオブリッツ 200J/シマノ フォースマスター 600 |
| 真鯛・ヤリイカ・スルメイカなど中深場の釣り | 中型(PE3〜4号が300〜500m前後) | ダイワ 23レオブリッツ S500JP/ダイワ 21シーボーグ 300J |
| とにかく価格をおさえて1台目を買いたい | 小型 | シマノ プレイズ |
| 軽さと巻き上げの性能にこだわりたい | 小型 | ダイワ 22シーボーグ 200J |
| アコウダイ・キンメダイなど深場の釣り | 大型(PE6号以上を数百m) | シマノ 22ビーストマスター MD 6000 |
電動リールは、「どれだけの太さのイトを、何m巻けるか(糸巻量)」で、向いている水深がほぼ決まります。狙う魚の水深と、船宿が指定するイトの号数を先に確認しておくと、選ぶべき大きさがはっきりします。
迷ったら、よく行く船宿の「タックル指定」を見てみましょう。ミチイトの号数と長さ、オモリの号数が書かれていれば、それに合う糸巻量の電動リールを選べばまず失敗しません。

電動リールの選び方5つのポイント
1. 糸巻量(何号のイトを何m巻けるか)
いちばん大事なのが糸巻量です。たとえば「PE2号-300m」なら、PE2号のイトを300m巻けるという意味です。狙う水深に対して、余裕のある長さを巻けるものを選びます。根掛かりでイトを切ったり、潮で仕掛けが流されたりすると、思ったより多くのイトを使うからです。
2. 自重(リールの重さ)
電動リールは、小型なら500g前後、深場用の大型になると2kgを超えるものもあります。手持ちで誘う釣りでは、重さがそのまま疲れやすさになります。浅場の釣りが中心なら、軽い小型を選んだほうが一日快適です。
3. 巻き上げの力とドラグ力
「最大巻上力」は、どれだけ重いものを巻き上げられるかの目安です。「ドラグ力」は、魚が強く引いたときにイトを出して切れるのを防ぐ機能の強さです。重いオモリを使う深場の釣りや、大きな魚を狙うときほど、どちらも大きいものが必要になります。
4. 使いやすさ(レバー・カウンター・手巻き)
最近の電動リールは、レバーやダイヤルで巻き上げの速さを調整でき、水深を数字で表示するカウンターが付いています。指示ダナ(船長が指示する水深)に合わせる釣りでは、カウンターの見やすさや、タナで止める機能があると便利です。電池が切れたときに手で巻けるかも確認しておきましょう。
5. メーカー(ダイワ・シマノ)とバッテリー
電動リールは、ダイワとシマノの2社が中心です。電源コードの形はメーカーによって違うことがあるため、バッテリーは同じメーカーの純正品を選ぶと相性の心配が少なくなります。すでにバッテリーを持っているなら、同じメーカーのリールを選ぶのも一つの考え方です。
私が続けてきた船のエサ釣りは、太刀魚や真鯛のような浅場〜中深場の釣りから、深場のアコウダイまで幅がありました。深場の釣りは、一回の巻き上げに時間がかかり、電動リールの出番がとても多くなります。浅場と深場では、必要な電動リールの大きさがまったく違うので、「全部に使える1台」を探すより、よく行く釣り物に合わせて選ぶのがいちばんだと思います。

電動リールおすすめ7選|比較表
7台の主な仕様を、メーカーの仕様(Amazonの販売ページに記載のもの)でまとめました。
| 製品 | 自重 | 最大ドラグ力 | 糸巻量(PE) | 大きさ |
|---|---|---|---|---|
| ダイワ 23レオブリッツ S500JP | 800g | 16kg | 4号-500m/5号-400m/6号-300m | 中型 |
| シマノ プレイズ(1000) | 615g | 10kg | ― | 小〜中型 |
| ダイワ 23レオブリッツ 200J | 480g | 8.5kg | 1.5号-450m/2号-300m/3号-200m | 小型 |
| シマノ フォースマスター 600 | 495g | 10kg | 2号-300m/3号-200m | 小型 |
| ダイワ 22シーボーグ 200J | 490g | 10kg | 1.5号-450m/2号-300m/3号-200m | 小型 |
| ダイワ 21シーボーグ 300J | 560g | 16kg | 3号-400m/4号-300m/5号-230m | 中型 |
| シマノ 22ビーストマスター MD 6000 | 2,070g | 43kg | 6号-830m/8号-600m/10号-450m | 大型 |
※2026年10月時点で確認した仕様です。「―」はこの記事で確認できなかった項目です。サイズ違い・左右ハンドル違いのモデルがある製品は、表の番手の数字です。
1. ダイワ 23レオブリッツ S500JP
PE4号を500m巻ける中型で、真鯛・ヤリイカ・スルメイカなど中深場の釣りを1台でこなしやすいモデルです。最大巻上力は75kg(スーパーリチウム使用時83kg)と力があり、重めのオモリを使う釣りでも安心感があります。Amazonの電動リールの中でも、レビューの数が多い定番です。
- 向いている人:中深場の釣りが中心で、1台目に幅広く使えるものが欲しい人
- 向いている人:重いオモリを使う釣りが多い人
- 注意点:自重800gと小型より重く、浅場の手持ちの釣りでは疲れやすい

中深場の釣り物によく行くなら、まずレオブリッツ S500JPを基準に考えると選びやすいです。パワーと糸巻量に余裕があるので、浅すぎない釣りなら幅広く使えます。
2. シマノ プレイズ
シマノの電動リールの中で、価格をおさえやすい入門向けのシリーズです。メーカーは、主なターゲットとしてアジ・マダイ・イサキ・ヒラメ・イナダを挙げています。サイズ違いのモデルがあるので、狙う魚に合わせて番手を選びます。
- 向いている人:電動リールを初めて買う人
- 向いている人:アジ・イサキ・真鯛など、近場の船釣りが中心の人
- 注意点:販売ページはサイズ・ハンドル違いの選択式。買う前に番手と糸巻量を確認する
3. ダイワ 23レオブリッツ 200J
自重480gの小型で、浅場〜中深場のライトな釣りに向くモデルです。PE2号を300m巻けて、アジやイサキ、タチウオなど、手持ちで誘う釣りでも疲れにくい重さです。右ハンドルの200Jと、左ハンドルの200JLがあります。
- 向いている人:浅場の釣りが中心で、軽い電動リールが欲しい人
- 向いている人:手持ちで誘う釣りが多い人
- 注意点:深場の釣りや、重いオモリを使う釣りには向かない
4. シマノ フォースマスター 600
シマノの小型電動リールで、自重は495gです。PE2号を300m巻けるので、浅場〜中深場のライトな釣りに使いやすい大きさです。ギア比は6.5で、巻き上げの速さを重視したい人に向いています。
- 向いている人:シマノのバッテリーを持っている人
- 向いている人:ライトな釣りで、速い巻き上げを求める人
- 注意点:深場の釣りには糸巻量が足りない
5. ダイワ 22シーボーグ 200J
ダイワの上位シリーズ「シーボーグ」の小型モデルです。自重は490gで、PE2号を300m巻けます。最大巻上力は28kg(スーパーリチウム使用時31kg)と、小型ながら巻き上げの力に余裕があるのが特徴です。
- 向いている人:軽さと巻き上げの性能を両立したい人
- 向いている人:長く使える上位モデルを選びたい人
- 注意点:価格は小型の中では高め
6. ダイワ 21シーボーグ 300J
PE3号を400m巻ける中型で、最大ドラグ力は16kgです。自重560gと、中型としては軽めなのが特徴です。中深場の釣りを、できるだけ軽い道具で楽しみたい人に向いています。
- 向いている人:真鯛・ヤリイカなど中深場の釣りを、軽めの道具でしたい人
- 注意点:価格は高め。浅場だけなら小型で足りる
7. シマノ 22ビーストマスター MD 6000
PE6号を830m巻ける大型で、最大ドラグ力は43kgです。アコウダイやキンメダイなど、数百mの深場を狙う釣りのためのモデルです。自重は2,070gあるので、竿受けに置いて使うのが前提になります。
- 向いている人:深場の釣りに本格的に通いたい人
- 注意点:価格・重さとも大きい。大容量のバッテリーや、船の電源が必要になることが多い

深場の釣りは、リールのパワーと糸巻量が足りないと釣りにならない世界です。アコウダイやキンメダイに通うつもりなら、最初から深場専用の大型を選ぶほうが結果的にムダがありません。
電動リールとあわせて必要になるもの
| 必要なもの | ポイント |
|---|---|
| バッテリー | リールと同じメーカーの純正品が安心。船の電源を使える船宿もある |
| 電動リール対応の竿 | オモリの号数とリールの大きさに合った船竿を選ぶ |
| ミチイト(PE) | リールの糸巻量と、船宿の指定の号数に合わせる |
| 竿受け | 重い電動リールを置いて使う釣りでは必須 |
電動リールは、バッテリーがないと動きません。船によっては電源を用意していることもありますが、すべての船にあるわけではないので、予約のときに確認しましょう。バッテリーの選び方は、別の記事でくわしくまとめています。
電動リールを長持ちさせる使い方
- 使ったら真水で軽く洗う水を強くかけず、ぬらしたタオルでふき取るか、弱いシャワーで塩分を落とします。
- ドラグをゆるめて保管する強く締めたままにすると、ドラグの部品が傷みやすくなります。
- 電源コードの接続部を確認するさびや汚れがあると、うまく電気が流れないことがあります。
- 高温の車内に置きっぱなしにしない夏の車内は、リールにもバッテリーにも負担になります。

中古の電動リールでもいいですか?

安く買えるのは魅力ですが、モーターや防水の状態は見た目ではわかりにくいのが電動リールです。はじめての1台なら、保証のある新品を選んだほうが安心だと思います。

釣りの道具や釣り方については、こちらの記事も参考にしてください。
電動リールに関するよくある質問
電動リールは初心者でも使えますか?
使えます。レバーやボタンで巻き上げができ、水深がカウンターに表示されるので、指示ダナに合わせやすくなります。最初は船長や船宿のスタッフに操作を確認してから使いましょう。
ダイワとシマノ、どちらがいいですか?
どちらにも小型から大型までそろっています。すでにバッテリーを持っているなら、同じメーカーのリールを選ぶと相性の心配が少なくなります。
電動リールは何万円くらいしますか?
入門向けの小型なら4万円台前後から、上位モデルや深場用の大型になると10万円を超えるものもあります。価格は時期や販売店で変わるので、購入時に確認してください。
レンタルで試すことはできますか?
乗合船では、電動リールと竿をセットで貸し出している船宿が多くあります。何度か借りて、自分の釣りに合う大きさを確かめてから買うのもおすすめです。
バッテリーは何Ahあればいいですか?
浅場なら6〜7Ah程度、一日じっくりなら10〜12Ah程度、深場なら12Ah以上が一つの目安です。リールの大きさや水深で変わります。
まとめ|電動リールは「よく行く釣り物」と「糸巻量」で選ぶ
- 電動リールは、狙う魚の水深に合った糸巻量で選ぶ
- 浅場のライトな釣りは小型、中深場は中型、深場は大型が目安
- 手持ちの釣りでは、自重の軽さが一日の快適さを左右する
- 迷ったら、中深場ならレオブリッツ S500JP、浅場ならレオブリッツ 200J・フォースマスター 600から比べる
- バッテリーは同じメーカーの純正品を選ぶと安心
電動リールは、船釣りの楽しみを大きく広げてくれる道具です。よく行く釣り物に合った1台を選んで、深場の魚にも挑戦してみてください。
